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未経験でも産業保健師になれた【9カ月間の転職経験談&辛い時の対処法】

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産業保健師は、皆さんもご存じの通り「狭き門」と呼ばれ、多くの看護師が憧れる職業です。しかし、高い倍率や厳しい競争に直面し、諦めてしまう方も少なくありません。

私は産業保健師という夢を叶えることができましたが、特別なスキルや経験があったわけではありません。

この記事では、未経験から産業保健師として転職するまでの道のりを紹介します。

どんな転職活動をしたのか、転職活動中に直面した壁、その壁をどう乗り越えたのか、そして転職を通じて得たことをリアルにお話しします。

・転職活動の具体的なステップ
・辛い時にどう乗り越えたのか
・転職後に得られた成長と発見

上記3点について、リアルな経験談をまとめています。

また、産業保健師として採用する立場になった私が「もっと伝えたかったこと」も含めて、実践的な転職ノウハウを解説します。

産業保健師に興味がある方、あるいは看護師として今の仕事に迷いがある方には、とても参考になる内容です。ぜひ、最後まで読んでくださいね。

看護師としての働き方に不安を感じている方にも、新たな一歩を踏み出す勇気をお届けします!

目次

看護師を退職して産業保健師を目指したきっかけ

私は退職時、看護師は二度とやりたくないと思い看護師以外の一般企業のOLとして働くことを考えていました。

保健師に挑戦しようと決めたのは、ハローワークで失業保険の申請中、同時期に退職した友人とLINEをしていた時でした。

看護師はもうやりたくない。でも、保健師は難しいだろうし、、

私はもうすぐ保健師の面接するよ!求人があるって聞いて、せっかく資格取ったしやってみようと思って。

保健師かぁ、、いいなぁ。一般企業だと給料もかなり下がってギリギリの生活になるだろうし、求人ないかもしれないけど、一度探してみようかな。

うん!やってみようよ!私も受かるか分からないけど、気になってるし頑張ろう!

友人の状況を見て、看護師免許・保健師免許がただの紙切れになることを防ぐことができました。

何も挑戦せずに諦めるのは本当にもったいないです。今思えば、倍率が高いから「自分にはできない」と決めつけているだけだったと感じます。

産業保健師になるには?【必要資格/転職でやったこと】

産業保健師になるには「保健師資格」が必須です。

保健師資格があると「第一種衛星管理者」の取得も可能です。転職時に有利になることがあるので免許申請しておくのをオススメします。

参考記事:第一種衛星管理者の免許申請方法

辛い時期の乗り越え方
STEP
転職サイト、ハローワークに登録する

転職サイトに登録し、求人を探す。
(ハローワークにも掲載されていることがあります)

転職活動で利用した産業保健師転職サイトの経験談・口コミ

STEP
産業保健師求人を見つけてエントリー、面接

とにかく産業保健師の求人は全て受ける。
正社員にこだわらず、派遣・産休代替求人も視野に入れる。

※散々落ちた面接履歴は記事にまとめています。
➡産業保健師面接の実際【5つの大手企業/体験談/倍率/面接結果】

STEP
転職サイトを追加登録する

エージェントから求人紹介がなくなったら、積極的に問い合わせる。
他の転職サイトに追加登録をし、求人を得る。

STEP
9ヵ月を経て内定をもらった

すぐに内定が貰えなくても諦めず、お金が尽きるまで挑戦。
失業保険を貰ったり、看護師単発バイトで生活費を稼気ながら転職活動。

私は転職活動に全振りしていましたが、人それぞれ環境が違うので、無理せず自分のペースで挑戦していくことが大切です。

未経験から産業保健師へ!効率の良い転職方法

産業保健師転職を始めた当時は、ネット上に経験談が全くなく自己流でがむしゃらに挑戦し続けていました。

当時は想像以上に時間がかかってしまい、今では「もっと早く転職できていたのでは」と思うことばかりです。

読者の方には最短で安心できる転職活動をして欲しいと思い、ブログに綴っています。

1.正しい方法で求人を探す

求人を探す方法は以下の3つがポイントとなります。世に出ている求人を網羅し、勤務可能なものにはできるだけ応募します。

・ハローワークで検索し、自己応募する。
・看護師系転職サイト(実際に利用した看護師転職サイト一覧)で探す。
・一般企業向け転職サイト(doda)で探す。

転職活動では、いきたい求人を一つに絞らず、複数応募することがポイントです。

通勤が厳しい、給料が低い、など色々マイナスな面もあることが多いですが、複数応募することで面接の練習にもなります。

2.ビジネスマナーを身につける

企業でのビジネスマナーは必須です。看護師が一番苦手とするものですが、ビジネスメールの送り方や面接での対応での最低限は身につけましょう。

ビジネスマナーができていると仕事がデキるイメージが付き、印象が良くなります。エージェントも「この人をぜひ紹介したい!」と推薦してくれる場合もあるので、必ず確認しておきましょう。

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3.自分ひとりで頑張らない

自分を客観視することが大切ですが、自分の良さや魅力に気づけていない人が非常に多いです。

自分のアピールポイントを理解し、適切に面接官へ伝えることができる人は採用側へ魅力が伝わります。

志望動機や面接練習など、できる限り自分以外の多くの人に見てもらいましょう。

周りの協力を得る方法

・家族や先輩、友人に書類を見てもらう。
・信頼できるエージェントに添削を依頼する。
・実際に同じ職種で働いている人に見てもらう。

迷った時やつまずいた時はInstagramで相談を受け付けています。困ったときはご連絡ください!

産業保健師で不採用続き。辛い時期の乗り越え方

辛い時期の乗り越え方

産業保健師に一発で内定がもらえる人はほぼいません。誰もが不採用を経験します。

不採用が続くと「自分はもうダメなのかも」と思ってしまいますが、ここでどれだけ諦めずに挑戦できるかが成功の鍵となります。

私がやってきたことは以下の5つです。前向きになれていない人は、ぜひ参考にしてください。

・面接で緊張しすぎて上手く話せない時は練習をたくさんする
・面接に落ちた時はとことん落ち込み、復活する
・自信が持てなくなったときは、自分の武器を考える
・生活費がなくなりそうなときは単発で働く
・本当に保健師がやりたいのか?と迷った時は将来をイメージする

面接で緊張しすぎて上手く話せない時は練習をたくさんする

企業面接は倍率がかなり高く、「失敗できないから丁寧にやろう」と意識しすぎるとかえって緊張してしまいます

私も最初の頃は緊張しすぎて全く言いたいことが言えませんでした。言いたいことが上手く伝わっていないことが多かったように感じます。

マナー講座で学ぶ教科書のような言葉を意識するのではなく、自分の言葉で話せるように何度も練習を行うことが大事です。

内定が貰えたとしても絶対通勤できないだろう、給料が低いから行かないだろう、と思った求人でもエントリーをして練習がてら面接を受けることも多々ありました。

面接を何度か繰り返すうちに、自然と言いたいことがまとまり、緊張せずに話せるようになりました。経験を重ねてスキルを上げていくことも大切です。

ナーシスト
【体験談】産業保健師になれない!面接で落ちた原因と改善した方法 産業保健師転職でなかなか書類審査、面接が受からない人へ読んで欲しい記事。内定を貰うために見直すべきポイントを解説しています。

面接に落ちた時はとことん落ち込み、復活する

面接に落ちた時はとことん落ち込み、復活する

倍率が高い分野なので、内定を貰えることが奇跡です。

面接は一生懸命頑張るけど、頑張った後は期待せずに次どこにしようかな、と内定は貰えないものとして考えるようにしていました。

上手く行かなかったり、落ち込んだ時のメンタル面を復活させるためには、ポジティブに考えて行動することが大切です。

不採用が続いていた時は以下のように考えて、とにかく行動していました。

・「企業と合わなかった」「私のイメージしていたものと違った」と思う。
・不採用通知が来ても「そんなもんか」と受け流す。
・面接は散歩がてら受ける感覚で行く。
・内定もらえたら奇跡だと思う。(結果を期待しない)

転職活動中、私はいつ受かるのか?どこまでやったら内定が貰えるのか?と気になり、ゲーム感覚になっていました。

自信が持てなくなったときは、自分の武器を考える

自信が持てなくなったときは、自分の武器を考える

自分に自信が持てなくなった時は、「自分の強みは何か」を考え直してモチベーションを上げていました。

過去の経験を振り返ってみると、看護師時代は先輩たちとも仲良く、仕事もそれなりにこなしてきました。

職場の人間関係には自信があり、他人の立場になって考えて動くことを常に心がけていたので、コミュニケーション能力の高さは悪くはないぞ!と改めて自信を持つことができました。

産業保健師は未経験だし、知識は少ないかもしれないけど、人当たりの良さは誰にも負けないと自信を持って言えたので面接も飾らず、ありのままで話せるように練習をしていました。

自信がなくなった時は、とにかく自己分析をすること!

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生活費がなくなりそうなときは単発で働く

私は大阪で一人暮らしをしていましたが、転職活動はすぐに動ける方が有利だと思い、フルタイムで働くことをやめました。

保健師は「即日採用」を希望している企業もあり、即日採用の求人は未経験可能であることが多いです。

これまで正社員として働いてきたこともあり、経済面ではかなり不安にはなりますが、予想外に看護師の単発派遣は多く、いつでも空いた時間に働ける環境があります。

そのため、すぐに面接が入っても入社できるように空き時間に単発で働いていました。

それでも、一人暮らしの生活はできるくらい稼げるので心配は不要です。実際働いていた仕事はこちらにまとめています。

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本当に保健師がやりたいのか?と迷った時は将来をイメージする

産業保健師として働くことをイメージしてモチベーションを上げていました。

こんなに転職が難しいならあきらめた方がいいのでは?と何度も思ったことがあります。

しかし、看護師として働くことに対して拒否感があったことや一般企業で働くとしたらキャリアアップは難しそうと思い、やっぱり産業保健師になりたいという気持ちが強いことを再認識していました。

今、モチベーションが下がっている人は、産業保健や保健指導関連の書籍を読んで気持ちを高めてみてください。

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産業保健師に転職してよかったこと

産業保健師になって、ワークライフバランスがとれるようになり毎日が充実しています。

看護師時代はうつ状態で「毎日なにやってるんだろう」「これが続くなら死んだ方がまし」と何度も考えたことがありますが、勇気を出したことで私の人生は変わりました。

さらに、転職を経験したことで自信もついて「やらずに諦める」より「やって後悔する」方が断然マシだということにも気づきました。

ですが、やって後悔したことはほとんどなく、全て経験値としてプラスになっています。

看護師から産業保健師に転職して後悔したこと

ずっと憧れていた産業保健師になれたことで満足していましたが、実際働いてみるとちょっと寂しい気持ちもありました。

看護師は、人の命を扱う仕事でもあり、大きなやりがいを感じられる職業です。これは他のどんな業務にも負けないと思います。

人とコミュニケーションを取るのが好きな人は、産業保健師が合わずメンタル疾患を発症したり、すぐに退職してしまう人も多いです。

看護師から産業保健師を経験し、感じた事をまとめています。後悔しない転職をするために、ぜひ参考にしてください。

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未経験から産業保健師になった経験談まとめ

看護師から産業保健師になるまでの考え方や実際にやったことをまとめました。

・看護師は身体的精神的に辛く退職を決めた
・産業保健師になるまで転職サイト・ハローワークで転職活動
・お金は単発派遣で稼ぎ生活をつなげる
・転職後は楽しく自分らしく生活できている
・看護師の良さもあることに気づく

ぜひ、興味のある方は産業保健師を目指してみてくださいね。個別相談はも受け付けています。こちらにお問い合わせください。

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