現役産業保健師がおすすめする参考書【入門編からスキルアップまで】

産業保健師は、看護学生・保健師学生でも授業で学ぶ内容は少ないため、なかなかイメージがつかない方もいるのではないでしょうか?

・産業保健師っていいって聞くけど何がいいの?
・企業ってどんなところなの?
・企業で働くイメージが全然つかめない
・面接でどんなことを質問したらいいのかわからない

このような悩みを持つ方に向けた記事となっています。

私も、実際働くまではほとんどイメージできておらず医療の世界しか知らなかったため、企業の仕組みすらも理解していませんでした。今は、世の中にたくさんの産業保健向けの参考書が出ているので、未経験でもわかりやすいものばかりです。

ここでは、現役産業保健師が役に立ったと感じた参考書をご紹介します。将来の働き方のヒントや面接対策にもなります。

目次

産業保健の仕事のイメージがつかない方へ~入門編~

職場の健康が見える

産業保健のお仕事全般を簡単にわかりやすくまとめられている参考書です。面接対策にもおすすめ!

産業保健の最低限必要な知識を身に付けることができます。

産業保健に携わるスタッフの役割もそれぞれ解説されており、保健師はどんな役割があるのか、働くイメージをつけるには必須です。法律や国家試験に出てくる部分もあり学生にもおすすめしたい1冊です。

看護職のための産業保健入門

企業ってなに?の疑問も解決。企業の仕組みから保健師の立ち位置までわかりやすく解説されています!
転職先を選ぶベースとなる知識が身に付けられます。

未経験で産業保健師になる方にはおすすめです。企業における組織の在り方から日常業務内容まで1冊で全て学ぶことができます。

産業保健師といっても、企業によって立ち位置は異なり、業務内容も変わってきます。就職先を探している方は、ここの知識があると企業分析がしやすくなり、面接での逆質問で良い質問ができたり、企業に関心のあるアピールができるのでおすすめです。

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産業保健師の内定を貰った後に勉強する方へ【必見】

産業保健師の活動Q&A

産業保健師の業務の解説だけでなく、33のQ&Aと事例を紹介。
保健師は産業医や衛生管理者のように労働安全衛生法に選任が義務付けられていないので、産業保健師の資格はまだ公認されていません。

そのため、企業によっては求められる役割が異なり、業務内容も様々で戸惑うことが多々あります。

全国で約3000人と限られている産業保健師は、横のつながりも少なく「これでいいのだろうか?」と悩みます。

この本では、現場で活躍している22名の実践例をもとに、先輩保健師からの心温まるメッセージもありモチベーション向上にもなります。

メイン業務を知りたい方へ~健康診断編~

健康診断・保健指導パーフェクトBOOK

産業保健師のメイン業務、健康診断の実施から事後措置まで詳しく解説。

産業保健師のメイン業務は「従業員の健康管理」です。実際、健康診断の事前準備から従業員に関わるまで多くの業務を行います。

実は、健康診断は5種類もあり、健康診断後の特定保健指導やそのほか健康相談まで細かく関わっています。

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産業保健業務を知りたい方へ~メンタルヘルスケア編~

アドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート

ここ数年でメンタルヘルスは急増しています。企業も保健師の関わりには大注目です。

メンタルヘルスは産業保健業務のなかでも、より専門的な知識が求められます。若者から年配の方まで、それぞれにメンタルヘルスの原因があり、一度精神疾患になると職場復帰は長い目で関わらなければなりません。

なるべく早期発見・職場復帰ができるよう必要な知識を身に付け、産業医や心理カウンセラー、人事や上司などを巻き込みながらの対策が必要になります。

そのため、どのようにサポートするのか、事例を通してわかりやすく解説されています。

保健指導のスキルアップをしたい方へ

産業保健の複雑データを集めてまとめて伝えるワザ

保健指導を効果的に行うためには、まずはデータを読み取ることが必要!

健康診断では、検査項目がほぼ決まっています。そのデータを読み取り分析をして保健指導を行います。

病院では患者さんのカルテがありますが、従業員は検査データしかなく、細かい情報がありません。面談をするまでどんな人かわからないため、短時間で保健指導できるコツを学ぶことができる1冊となっています。

アドラー流勇気づけ保健指導

保健指導で上手くいかなかったとき、困った事例があったときはこれで解決!

私が一番おすすめしたい本です。言う事を聞いてくれない従業員がいたり、面談を設定してもすっぽかされたり、話を流されてしまって上手く保健指導が行かなかった時によく読んでいます。ミレイ先生の講義も受けたことがあり、本当に尊敬している先生です。

従業員を勇気づける保健指導のポイントを学ぶことができ、実際読んでみて、保健指導の楽しさを感じることができるようになりました。

これを読むだけでも、私自身が勇気づけられるので、絶対に読んで欲しい1冊です。

質問力でみがく保健指導

保健指導で従業員の態度を変えるには質問力が大切です!

保健指導を深く学んでいくと、「質問力」が人を変えるポイントだということがわかってくるかと思います。質問の仕方次第で、相手が話やすい環境をつくることができ、必要な情報であったり、行動変容のきっかけとなる発言を得ることができます。

自分の保健指導はこのままで良いのか?と疑問に思っている方におすすめです。

人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない

「伝える」と「伝わる」は違います。
予防の大切さが伝わるような伝え方を身に付けたい人におすすめ!

これは保健指導に関するものではありませんが、保健指導は「伝え方」のコミュニケーション技術が大切です。どのように伝えたら予防の大切さが伝わるのか、悩んだ方もたくさんいると思います。

「痩せましょう」「ごはんを減らしましょう」と解決策を伝えても、なかなか動いてくれない従業員はたくさんいて、素直に動いてくれる人はほとんどいません。

うまくいかないことにストレスを抱えてしまうこともあります。「伝え方」を磨いてみるのはいかがでしょうか?

その他

アドラー流勇気づけテレワーク・在宅勤務トラブルサポート

コロナ禍では、テレワークが進んできています。コロナ2年目にして、在宅勤務の課題点もたくさん見つかってきました

様々な企業が取り組み、浮き彫りになった課題をどう対策していくのか、最新の情報を産業保健の視点から学ぶことができます。

テレワークハラスメント環境が整っていない在宅での身体的精神的疲労により、健康障害を引き起こす従業員も出てきており、これからの対策が必要となります。コロナ禍での特徴をつかみ、今後の企業の生産性の向上にも役立つものばかりです。

まとめ

産業保健を目指す方から産業保健師のスキルアップを目指したい方まで、おすすめしたい参考書をご紹介しました。

最近は健康経営の関心も高まってきており、産業保健に特化した参考書がたくさんありますので、企業で大活躍できる産業保健師を目指していってくださいね。

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