保健師転職は求人数が少なく倍率が高い、かなり難しいです。
看護師の面接ってそんなにしっかりしたものじゃなかったし、どんな対策をしたらいいのかわからない・・・と不安になりますよね。
保健師は、一次面接、二次面接、最終面接と段階を踏んでしっかりした採用試験を行っているところが多いです。
これまでに10社ほどの面接を受けてきた経験をもとに、よくある質問についてまとめました。
◇採用側が面接でチェックするポイント
◇企業の面接でよく聞かれること
◇高い倍率を乗り越える方法
実際の面接で聞かれた質問を記載しています。
これから面接を受けられる方へ、面接対策のひとつとして質問項目をまとめています。

★Hanaの産業保健師転職履歴★
・産業保健師への転職経験2回
(契約社員→正社員)
・エントリー数20社
・書類審査通過数10社
・転職活動期間9ヵ月(経験談はこちら)
\ 実際に利用した転職サイトを紹介 /
まずは採用側がチェックするポイントを理解する

採用側がどんなところを見ているのか、あらかじめ知っておくと自己アピールがスムーズにできます。
①企業の理念を理解しているか
②必要なスキル、経験はあるか
③入職後のビジョンを明確に持っているか
(入職後のミスマッチがないか)
対策としては企業分析をしっかり行い、入職後のイメージを具体的にしておくと良いでしょう。
入職して何がしたいのか?どんな場面で活躍できるのか?といった将来のビジョンは一番求められるところになります。
面接でよく質問される項目

この3点を聞かれることが多いです。
- 基本的な項目
- 入職後について
- 保健指導について
基本的な質問項目
まずは、志望理由など一般的な質問です。簡潔に、自己紹介ができるように準備しましょう。
必ず、前職の件についての情報や退職理由などは聞かれますので事前に準備しておくことをおすすめします。
- その会社を志望した理由は?
- 保健師を志望した理由は?
- 産業保健師をめざしたいと思ったきっかけは?
- 看護師を目指した理由は?
- 今回の転職、前職場を退職した理由は?
- 現職での健康管理体制、業務内容、対象人数などは?
- 前職での成功エピソード、苦労したエピソードは?
- 自分の強み・弱み/長所・短所はなんですか?
入職後について
実際にイメージしているものとのギャップがないか判断するため、以下の点ではよく聞かれることが多いです。
社員の平均年齢、業務内容(デスクワークが多いのか、体を使う技能系が多いのか)などは、企業によって大きく変わります。
保健師は健康管理室に常駐している場合もあれば、他の事業所など巡回するなど出張が多い場合もありますのでチェックしておくと良いでしょう。
- 会社のイメージは?
- 入職後、やりたいことは?(具体的な例も)
- 出張や異動は可能か?
- グループ会社とのしがらみなどもあるが、対応できそうか?
- 平均年齢が高く、口うるさい社員もいるが、対応できそうか?
- 1000人対1となるが、どのように対応していこうと思っているか?
保健指導について
実際の保健指導の方法であったり、その心構えを聞かれることもあります。
指導方法について成功事例があれば、エピソードを話すと良いです!具体的な数字があると説得力も増すのでチェックしておきましょう。

話すときのポイントは「結論⇒理由(具体例を含めると〇)⇒まとめ」
この順序で話すと簡潔に伝わりやすいです。
- 保健指導で心掛けていることは?
- 喫煙者への保健指導はどう行っているか?また、成功事例はあるか?
- メタボの人への保健指導はどう行っているのか?
- お酒の量を減らすための保健指導はどう行っているのか?
- 病気の自覚がない方がいた場合、どのような保健指導をするか?
以上のような項目を質問されたことがあります。自分なりの言葉で伝えることができれば良いです。
保健指導のことについてどんな難しい症例があるかを知っておくと、自分の強みをどう活かせるかが見えてきます。
一次面接・二次面接の違い
産業保健師の面接の流れは企業によって様々です。以下の2つのパターンが主です。
①一次面接のみ
②一次面接→二次面接の2回
一次面接で結構質問されたのに、二次面接で何聞かれるの?と思いませんか。この違いを理解して対策をすれば内定獲得率がアップします!!
大きな違いは面接官にあります。一次面接では保健師や人事課または安全衛生部門の直属の上司となる人が多いです。保健師として業務が遂行できるかどうか、スキルが見合っているかどうかなど判断されることが多いです。
二次面接や最終面接では事業所の所長やトップにあたる社長・副社長が入ることもあり、業務内容よりも企業全体のことや今後の課題について質問されることが多いです。より企業研究が必要となります。

産業保健師の面接で上手く話せるようになるコツ

緊張せずに自分の思いをしっかり伝えるためには、準備をしておきましょう。産業保健では、会社によって雰囲気はもちろんのこと、業務内容も全然違います。
倍率が高いので、受かったところで働きたい!!という気持ちは誰でもあると思いますが、「入職前とのギャップが大きかった」という方も多いです。
会社が求める保健師像と自分がなりたい保健師像が一致しているか、面接で見極めていきましょう。
あまり考えすぎたり、完璧に作っていくのはよくないですが、さらっと答えられるようにしておくと良いでしょう。
産業保健師の面接で絶対にやってはいけないこと
採用側に不快を与えたり、採用したくないと思われないように気を付けましょう。
- 嘘はつかない
- 自分の弱み・短所をネガティブワードで言わない
嘘をつかない
嘘をついてしまうと、つっこまれた質問に答えられなくなります。
大げさに自分をアピールすることは大事ですが、全くの嘘はダメです。ボロが出やすくなるのでしないほうが良いです。
あまり自信がなく過小評価してしまい、どうしても自分に魅力的な部分がないと感じる場合は、少し話を盛る程度にしましょう。
自分の弱み・短所をネガティブワードで言わない
ポジティブな言葉を用いて、入社後どのように対策していくかを応えられるとGoodです
地方で産業保健師を目指す方へアドバイス
東京・大阪よりも本社が少ない地方の産業保健師は、転職サイトを利用してもかなり難しいです。
なかなか求人がない場合は、他の方法もありますので、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
産業保健師の面接対策まとめ
産業保健師の面接は、病院と企業との大きな壁があります。
看護師の場合、面接と同時に、入職準備に取り掛かります。
しかし、企業は全く違い、書類選考で人数を絞る➡面接まで進むのも大変です。
採用側のポイントは
①企業の理念を理解しているか
②必要なスキル、経験はあるか
③入職後のビジョンを明確に持っているか

