行政保健師は筆記試験・面接とハードルが高く、試験対策は必須です。
今回は初めて試験を受ける方に向けて、大まかな試験の流れと筆記試験・面接対策をまとめました。
出題範囲が広く、試験も長期戦となるため、計画的に対策をしていきましょう。記事の後半に筆記試験対策のためのおすすめ参考書も紹介しているのでぜひ最後まで読んでください。
行政保健師の試験内容の流れ
行政保険の試験対策は以下の通りです。
- 基本的に公務員試験と同じ
- 筆記試験+グループ面接+個別面接(まれに小論文、プレゼン)
- 筆記試験より面接重視
これらについて詳しく解説していきます。よくある質問も記載しているので参考にしてください。
試験区分
・上級:大学卒業程度
・中級:短大卒業程度
・初級:高校卒業程度
・社会人採用枠
保健師は中級~上級に当たります。
その他に、コロナ禍で人員不足となったことがきっかけで、社会人採用枠が増えました。
行政保健師の試験内容
各自治体により試験内容は異なります。しっかり自治体の募集要項を確認しましょう。
一次試験:教養科目+専門試験
二次試験:個人面接+グループ面接
行政保健師の一次試験対策とおすすめ参考書
数的処理 | 数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈 教養択一の中で最も多く出題される。 |
文章理解 | 現代文と英文がメイン |
人文 | 高校までの日本史、世界史、地理、思想文芸 |
自然 | 高校までの物理、化学、生物、地学、数学 |
社会 | 政治・経済、法律、社会、国際 |
時事 | 社会情勢など |
数的推理と判断推理は絶対に外せないので、しっかり対策をしましょう。
おすすめ参考書はこちらです。

畑中先生シリーズはオススメです!
一次試験対策のポイント
・全ての出題科目を勉強する必要はない
・筆記試験は面接試験に進むための通過点
・地方上級は6月、市役所は9月に試験が行われることが多い

試験日までを逆算して勉強時間を確保しよう!
行政保健師の面接対策とよく聞かれる質問
保健師面接対策は3タイプあります。
①個人面接:一対面接官が複数(3~4人)
②グループ面接:面接官が5~6人
③グループ検討:ひとつのテーマに対し、4~6人で議論をし、制限時間内にまとめて発表する
面接でよく聞かれる質問
事前に提出する課題があれば、課題に記載したものが面接で聞かれることが多いので自分の意見をまとめておきましょう。具体的なエピソードをひとつは入れておきましょう。
どの市町村でも絶対に聞かれる内容です。
この質問に対して地元が有利なのは間違いないですが、地元でなくても大丈夫です。
自治体の良さをホームページを見るだけでなく、実際に訪れて見聞きしたことを盛り込むと魅力的です。
上記2つも必ず質問されます。これまでの経験をもとに意見が伝えられるようにしましょう。
グループ面接対策のポイント
グループ面接の注意点
他受験者が話している時の態度もきちんとすること。
保健師には傾聴する力が必要なため、自分のことに必死だったり、全然聞いていない態度だとマイナスポイントになりかねません。
グループ面接のポイント
順番によっては用意していた回答が人と被ることがあります。
その時は慌てずに、「私も先ほどの意見と同意見です。~と考えるからです」と自分の意見をプラスして発言すれば良いです。
行政保健師就活でよくある質問
行政保健師の試験対策まとめ
今回は行政保健師の試験対策についてまとめました。看護師と比べてハードルの高い試験ではありますが、試験を突破して、安定と充実した生活を目指しましょう。
- 基本的に公務員試験と同じ
- 筆記試験+グループ面接+個別面接(まれに小論文、プレゼン)
- 筆記試験より面接重視