近年、産業保健師の需要は高まってきていますが、求人が少なく倍率が高いのが難点。どんな職業でもスキルがある人は面接時に有利となりますが、保健師にも様々な知識・技能をもつ資格があります。
産業保健師の場合、転職で有利な資格は「未経験で産業保健師になるための方法・求人情報・転職のコツを伝授!」で紹介した「産業カウンセラー」や「産業心理カウンセラー」です。
今回は産業カウンセラー・産業心理カウンセラーについて資格取得方法を解説します。ハードルは高いですが、国家資格で非常に有利になるので取得を考えている人は参考になります。
産業保健師に有利な資格「産業カウンセラー」とは
産業カウンセラーとは、職場でカウンセリングをおこなうカウンセラーです。産業心理カウンセラーとは、産業カウンセラーの簡易版となります。
産業保健では、従業員やその家族、組織が抱えているの心の問題を解決したり、快適な職場環境づくりなどが求められます。
- メンタルヘルス対策への援助
- キャリア開発への援助職場における
- 人間関係開発への援助
産業カウンセラーの資格を取得することで職務経歴書での自己アピールにもなり、他者と大きな差をつけることができます。
産業カウンセラーの資格取得方法
産業カウンセラーは必要な講習を受けて年2回実施される試験に合格すれば取得可能です。
日本産業カウンセラー協会が行う産業カウンセリングの学識および技能を修得するための養成講座を修了した場合、受験資格が得られます。
産業カウンセラー試験は、毎年6月、1月に実施。
2週にわたって学科試験と実技試験を行う。
講座説明会&無料体験講座は全国の会場で行われています。
(2021年からオンラインでも参加可能になりました)
6ヶ月コース・10ヶ月コースの2つのコースから選べます。
6か月コース | 10か月コース | |
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受講期間 | 春講座:2021年4月22日~10月25日 秋講座:2021年11月1日~2022年4月30日 | 春講座:2021年4月22日~2022年2月28日 冬講座:2022年1月11日~10月25日 |
受講料 | 352,000円(教材費込み) | 352,000円(教材費込み) |
\ 申し込み受付中 /
産業カウンセラーは職業訓練給付制度でお得に受けよう!
職業訓練給付制度とは、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。
〈対象者〉
一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者であった方(離職者)
〈条件〉
厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合
〈詳細〉
教育訓練施設に支払った教育訓練経費のうち20%に相当する額(上限10万円)をハローワークから支給。
受給の手続きは、講座修了日の翌日から起算して1ヵ月以内に行わなければならない。
退職後、失業保険を受けている方にはかなりおすすめ!
産業保健師の転職に有利な資格まとめ
産業保健師の履歴書・職務経歴書で「産業カウンセラー」は魅力ある資格となります。
倍率の高い求人を勝ち取るには、資格をたくさん持っておくことも重要です。
・産業保健師に有利な資格は産業カウンセラーと産業心理カウンセラー。
・産業カウンセラーは養成講座受講後、試験合格で取得可能。
・職業訓練給付制度でお得に取得。
取得できたら早速、履歴書に書きましょう。
➡履歴書の書き方【看護師・保健師転職】