新人ナースのみなさん、お仕事には少しずつ慣れてきましたか?
覚えることが山ほどあるのに、任せてもらえる業務はまだ少ない。そんな時期、手が空いた瞬間に「何をすればいいんだろう」と立ち尽くしてしまうことってありますよね。
私自身、新人の頃に受け持ちの処置が早く終わってしまい、ナースステーションでぽつんと突っ立っていたら、先輩から「暇なら見て分かるでしょ」と冷たく言われたことがあります。あの時の気まずさは今でも覚えています。
でも、あの経験があったからこそ、空いた時間の使い方ひとつで先輩からの見られ方が変わると気づきました。隙間時間にやるべきことが分かれば、もう「手が空いて気まずい」と悩む必要はありません。
この記事では、新人時代にできる5つの行動を紹介します。どれも特別な準備はいらず、明日からすぐに試せるものばかりなので、ぜひ自分に合いそうなものから取り入れてみてください。
なぜ手が空く時間ができてしまうのか
結論から言うと、新人のうちは「任せてもらえる業務の量」と「自分が動ける時間」のバランスが、まだうまく取れていないからです。
先輩たちは受け持ち人数も多く、処置や記録、急変対応まで幅広く動いています。一方で新人は安全面への配慮から受け持ちが少なめに調整されていて、ひとつの処置が終わると次にやることがすぐには見つからない、という状況が起きやすいんですよね。
私も入職して最初の1ヶ月は、受け持ちが2〜3人だけで、午前中のケアが終わると午後はぽっかり時間が空くことがよくありました。先輩は5人以上を受け持って走り回っているのに、自分だけ手持ち無沙汰になっているのが申し訳なくて、どうしていいか分からなかったんです。
これは新人なら誰もが通る道で、決して自分の動きが遅いせいではありません。ただ、その空いた時間をどう使うかで、その後の評価や成長スピードが変わってくるのも事実です。
手が空いた時に放置するとどうなるか
何もせずにただ立っているだけだと、結論として「やる気がない」「気が利かない」と誤解されてしまう可能性があります。
先輩たちは忙しい中で常に周りを見ているので、手が空いているのにぼーっとしている新人がいると、どうしても目についてしまうものです。本人に悪気がなくても、「暇そうにしてるな」という印象だけが先に残ってしまうんですよね。
実際、私の同期は手が空くと毎回スマホで時間を確認するクセがあり、それを先輩に「サボってると思われるよ」と注意されていました。本人はただ時間を見ていただけなのに、行動として誤解されてしまった典型的な例だと思います。
こうした小さな誤解が積み重なると、信頼関係を築くまでに余計な時間がかかってしまいます。逆に言えば、空いた時間に何をするか意識するだけで、同期より早く先輩からの信頼を得られるチャンスにもなるんです。
【新人看護師】手が空いた時にすべき5つの行動
①使った物品の片づけをする【整理整頓をする】
仕事ができる看護師の特徴でも詳しく話していますが、整理整頓は基本です。

ケア後のカートには必ずゴミや使わなくなったものがあります。まずは片づけをしましょう。
意識して行うことで新人の頃から片付ける癖をつけることができます。自分の周りが終わったら、先輩のカートなどを見てみて下さい。忙しくて片付けまで手が回っていない人がいるはずです。
看護の面ではなかなか手助けをするのは難しいですが、片づけならば忙しい人の手助けをすることができ、また先輩とのコミュニケーションも増えるので、人間関係も良好に築くことができます。
②内服薬・注射薬を調べる

患者さんの内服薬や注射薬、たくさん種類もあるのでなかなか覚えられないですよね。
もし時間が空いていたら、薬を辞書で調べてみるのも良いです。
次に患者さんの元へいく時の確認にもなり、こまめに確認することで覚えも早くなります。
ミッテル室は薬を扱うので人目のつかない、隠れ家になっていることが多いです。先輩の目も届きにくいので少し休憩がてらに調べものをするのはオススメです。
③カルテで情報収集をする

患者さんの疾患だけでなく、入院の流れや治療経過を細かく見ておきましょう。
- 入院してからの経過
- 長期で入院を繰り返している人は過去のカルテ
- 何かトラブルがあったときの患者の発言と看護師の対応(クレーマーの対応)
初めの頃は、患者さんの顔と名前が一致しないままケアに入ることもあるので、目の前のことで精一杯になりますよね。
時間のあるときに、細かい部分まで情報を得ておくと全体像をつかむことができますので、ぜひやってみてくださいね。
④マニュアルを読み直す

看護技術のマニュアルはどこの病院も非常に多いです。最初に配られて研修で説明はされますが、全てを覚えるのは難しいです。業務のほとんどは先輩を見て、わからないことは聞いて、実際にやってみて覚えます。
しかし後でマニュアルを見返してみると「ここに書いてあった」ということがよくあります。
先輩に聞くのも大事ですが、経験したことをマニュアルで確認するとはやく覚えることができます。基本中の基本になりますので、しっかり読むようにしましょう。
⑤物品の位置を覚える

病棟では物品が非常に多く、覚えるのが大変ですよね。とくに緊急時の場合、「〇〇とってきて」と言われることが多いです。
それがどこにあるかわからないと探している時間が非常にもったいないです。
そして、物品の位置を覚えていないと、忙しいときに時間がかかってしまいます。
- 注射針
- 点滴ルート・接続部
- 包帯
- アルコール綿
- 血圧計
- 体温計
- 注入物品 など
やってはいけない新人看護師のNG行動
空いた時間の過ごし方を間違えると、せっかくの好印象のチャンスが逆効果になってしまいます。先輩から見て「ちょっと気になるな」と思われやすい行動を5つ挙げてみます。
- スマホを触る:休憩中でなければ、時間確認のつもりでも「サボっている」と誤解されやすい行動です
- 何もせず立ち尽くす:手が空いていること自体は悪くありませんが、目的なく立っているだけだと気が利かない印象を与えてしまいます
- 同期とのおしゃべりに夢中になる:業務中の雑談は、内容に関係なく周囲から見ると緊張感がないように映ります
- 先輩の後をただついて回る:聞きたい気持ちは分かりますが、忙しい先輩にとっては手が止まる原因になることも
- トイレや給湯室に長居する:休憩のつもりでも、戻りが遅いと「逃げている」と思われやすいんですよね
私の同期にも、手が空くたびにナースステーションの隅で同期と世間話を始めてしまう子がいました。本人たちは仕事の話もしていたようですが、傍から見ると単なる雑談タイムにしか見えず、先輩から「人手が足りない時に話し込まないで」と注意されていました。
こうしたNG行動に共通しているのは、悪気がなくても「周りからどう見えるか」を意識できていない点です。
空いた時間こそ、先輩は新人の立ち振る舞いをよく見ているものだと思いませんか?
このNG行動をしないだけでも、こうした誤解を避けながら自然に評価を上げていけます。
まとめ|【新人看護師】手が空いた時に怒られないための5つの行動
新人の頃は時間の使い方や何もできないことで不安を感じる人が多いです。
特に、忙しいなかでただ立っているだけでは先輩に怒られてしまいます。
今なにをすべきか、何ができるかを考えて行動してみましょう。
- 使った物品の片づけをする
- 分からない内服薬・注射薬を調べる
- カルテで細かい情報収集をする
- マニュアルを読み直す
- 物品の位置を覚える
ひとつの小さな行動が今後の人間関係を築く大事な要素にもなるので、ぜひ明日から実践してみてください。



