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「この企業、いつも募集してない?」避けたい企業を見抜くコツは【募集理由】

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産業保健師求人を見ていると、1年以上ずっと募集している企業があります。

「人気が高い職業なのに決まらない理由があるの?」
「その企業、行って大丈夫?」
「なぜ募集しているの?」

同じ企業の求人が出ていると、このようにだんだん不安になってきますよね。

私が以前働いていた職場は、私の後任を採用するために募集を始めました。しかし、1年半以上経過してもいまだ募集中…

そして私が現在勤務している職場も定期的に募集しています。

ずっと募集している企業はどんな理由があるのか?それは、ポジティブなタイプとネガティブなタイプの2種類あります。そのリアルな声をお届けします。

目次

産業保健師の求人がいつも出ている理由

産業保健師の求人はなかなか出ず、探すのも一苦労。

それなのに、いつも募集している企業を見かけることがよくあります。その理由は以下にあります。

・事業拡大による保健師増員のため
・保健師の入れ替えが多い
・事業所側の採用基準が厳しい

①保健師増員のため

まずはポジティブな面として、産業保健活動の事業拡大のための保健師増員です。

近年、健康経営が全国的にも広まり、産業保健の認知度が高まったことにより、「本格的に保健師を採用して取り組もう!」といった前向きな募集が増えています。

企業が保健師の必要性を理解しているところが多く、全体的に働きやすい環境が整っています。

現在の職場もこの理由で保健師を募集しており、まさに事業拡大のスピードが速いです!

②保健師の入れ替えが多い

保健師を採用してもすぐに休職・退職になり、病棟看護師と同様に入れ替えが激しい場合です。

何らかの理由で上手くいっていないケースが多く、注意が必要です。

休職・退職が多い理由

・人間関係が悪い
・職場内のルールが多く、自由度が低い

前職場がこのケースでしたが、これまでも保健師はみんな長くて1年でした。

気になっているけどいつも募集していて行き詰まっている場合は、募集理由をエージェントに確認してみましょう。

募集している事業所の内部事情に詳しい転職サイト
➡︎「レバウェル看護」「プライマリーアシスト

「どうして募集されているのですか?」と聞いてみましょう。

募集理由が先ほどの①保健師増員のためであれば安心です。

③企業側の採用基準が厳しい

稀なケースではありますが、企業側の採用基準が厳しい場合もいつも募集していると考えられます。

このような企業は経験者に限らず、未経験可の求人でもみられます。

採用基準が厳しい理由

・高いレベルを求めている
・産業保健に非常に力を入れている
・人柄重視の採用をしている

人員不足ではなく、増員募集であることが多いです。「良い人がいれば採用する」という企業が多く、しっかり対策をしなければ不採用となりやすいです。

採用基準が厳しい場合も、担当エージェントがその事情を教えてくれます。

好条件求人であることも多いので、まずはダメ元でも挑戦してみることをおすすめします。

いつも求人が出ている企業の特徴

すぐに保健師が辞めてしまう場合と、採用側の問題のどちらかであることが多いです。

すぐに保健師が辞めてしまう

産業保健師がすぐ辞めてしまう理由は以下のようなものがあります。

  • 保健師同士が上手くいっていない(人間関係が良くない)
  • 企業が産業保健に協力的でない
  • 子育てしながらの仕事は厳しい

特に2人体制に注意。いじめトラブルが起こった時に誰にも相談できず、外からも見えない場所なので気づかれにくい等の理由からストレスが溜まってしまいます。

産業保健ならではの特徴的な職場環境であるため、実際に働いてみて辛い現実に直面することが多いです。職場選びは慎重に行いましょう。

採用担当のこだわりが強い

保健師の採用には、立地が悪くない限り少なくとも20人の応募が来ます。

給料が22万円程度で少なくても、ハローワークのみで20名応募がきました。

応募者が20名もいるのに、見込みのある人がいないワケがありません!

保健師のエントリー者は基本的にレベルが高いです。応募者の特徴は以下にまとめています。

保健師エントリー者の特徴
  • 社会人経験者が多い。
  • 年齢は20~50代まで様々、人生経験も豊富。
  • 大学や保健師養成学校を卒業している。
  • わざわざ厳しい転職活動をしてきているので、産業保健師になりたいという意志が強く向上心がある。

保健師を目指す人は優秀な人が多いのに、内定が決まらない・・・

それは採用側に問題があるかもしれません。

私が以前勤めていた企業例【採用側の問題】

これまで見てきた採用側のリアルな現状として、人事は採用をOKしているが、先輩(同僚)産業保健師がOKせず、後任が決まらないまま2年経っていたことがありました。

冒頭で記載した「②保健師の入れ替えが多い。」というケースです。

こだわりが強すぎて「なんかイヤ。一緒に働きたくない。私と上手くいかなさそう。」という理由でなかなか決められずにいるようです。2人体制でもあり、やはり人間関係など懸念事項が多いようです。

私は相性が良いと感じたのか、なぜかOKで内定を頂きました。

こだわりが強すぎるとやはり業務を一緒に行う上でストレスが大きくなるので注意が必要です。

とりあえず、経験を積みたい!という人は応募してみよう

良い企業に入りたいから、とりあえず産業保健の経験を積みたい!という方はたくさんいます。

「1年経験の為なら頑張れそう」な人は、保健師の入れ替えが激しい企業もおすすめです。ダメもとでエントリーしてみても良いでしょう。

そのようなタイプの人にはメリットもあります。それは「辞めやすい」ということ。

周囲も「みんなすぐに辞めちゃうからね。頑張ってね。」という雰囲気です。そのため、内定をもらって退職報告、退職するまでがスムーズすぎるくらいです。おかげで円満退職できました。

ちなみに・・・有休はちゃんと全て使えるので、実質11ヶ月の勤務で次への転職ができました。

この時はどこまでも意識低い系で、辛いことはたくさんありましたが「経験のため」に心を無にして過ごしていました。

将来、産業保健師を考えているなら「今やっておくべきこと」

いつか産業保健師になりたいと思っている、そのような方には今から求人情報を見ておくことをおすすめします。

理想は半年〜1年程度、それくらい見て目を凝らしておけば「いつも募集している企業」がわかってきます。

求人をチェックするポイント

①募集理由

②募集頻度

③募集時期

とりあえず多くの求人を見たい人におすすめ【ジョブメドレー看護】

ジョブメドレー看護はエージェント型ではなくサーチ型なので、自分で探して応募する求人サイトです。

・電話勧誘一切なし
・求人数が圧倒的に多く、ハローワーク求人も見逃さない
・定期配信があり、スカウトメールが届く

ジョブメドレーはハローワークに出ている求人や行政保健師の求人も掲載しているため、保健師全般で検討している方におすすめです。

また求人が毎週定期配信され、スカウトメールが届く可能性もあるため早めに登録しておいて損はありません。

\ 公式サイトはこちら /

求人把握のために利用するなら【MC-ナースネット】

まだ転職しないけど、これからのために求人を見ておきたいという方におすすめな転職サイトはMC─ナースネット(メディカルコンシェルジュ)です。

非公開求人が見れる
・しつこい電話勧誘は一切なし
・メールで定期配信されるので検索する手間が省ける

事前に、すぐエントリーする予定はないが、どんな求人があるか見てみたいという旨を伝えておきましょう。

\ 公式サイトはこちら /

※求人に担当が付くため、冒頭で記載した募集理由などの内部事情は詳しくないことがあります。

いつも産業保健師を募集している企業の裏事情まとめ

常に求人が出ている企業は怪しい、というイメージが強いという方は多いですが、ポジティブなものからネガティブなものまで様々です。

転職で失敗しないために、まずは企業分析をしてみましょう。

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  • いつも募集しているワケ「増員のため」「保健師の入れ替えが激しい」の2つ。
  • 保健師が辞めてしまう理由は、職場環境の問題育児との両立が難しいと感じているケースが多い。
  • 長期で募集している背景には、採用担当のこだわりが強いケースもある。
  • 保健師の入れ替えが激しい企業は、とりあえず経験を積みたい方には退職しやすいのでおすすめ。
  • いつも募集しているか把握するには1~2年求人を見ておく

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