産業保健師の転職で、まず書類選考を通過するには書類で会いたい!と採用側に思わせることが重要です。
・職務経歴書で印象に残るものにするにはどうしたらいいの?
・どのように書いたらいいのかわからない
・記載時に絶対にやってはいけないことって何?
この3点についてまとめた記事です。
自分の強みをアピールできる一番重要な書類になりますので、書類審査がなかなか通過しないという方は一度これを読んで見直してみてください。
一般的な書き方はこちらの記事を参考にしてください。
誰にでも職場がイメージできるように書く
企業の面接官は人事課や管理職の方が多いです。病院の状況は特に分かりませんので、状況が分かるように詳しく記入するようにしましょう。
例えば、「リーダー業務をしていてメンバーをまとめていました」と記入すると、『リーダーって何をしているの?どれくらい偉い人なの?それってすごいの?』このように思われてしまいます。
看護師間では全てこの一文で伝わりますが、医療職以外の方は全く分からないので、具体的に「〇床ある病棟で、〇人のメンバーをまとめて、業務の振り分けや医師の指示受けをしていました」など数字を記入すると伝わりやすくなります。
それから、常勤の産業医がいる場合は、たとえ医師であっても病棟経験が少ないため病棟の業務内容など詳細を知らない人もいます。そのため、どんな患者さんがいるのか、どんなケアを行ってきたのか、それがどう今後に活かせるのかを伝えられると良いです。
専門用語はなるべく使わないようにしましょう
事務職は現場を知らないため、専門用語を使っても伝わりません。医療職以外の友人に職場の状況をどう伝えるのか、一度考えてみると簡単な言葉に置き換えやすくなります。
自分の強みを知っておくこと
看護師は一般企業の人に比べて強みがたくさんあります。
普段から医療職との関わりが多く、その強みがあたりまえであるため気づきにくいです。
多くの業務を行いながらスケジュール管理をしたり、優先順位を決めて動いたり、緊急時にはすぐに対応する能力があります。
看護師は皆あたりまえのように行っていますが、実はこれってスゴイ事。これに気づけない人が多いです。
では、どうすればいいのか?
ポイントは以下の3つです。
①エージェントと接して強みを聞く
②このブログを見て参考に考えてみる
③自己分析をしてみる
私の記事に、いくつか産業保健師の強みになるポイントを書いていますので、そちらも参考に考えてみてください。
今後にどう活かせるかイメージできるように書く
ただこれまでの経歴をたくさん書いても採用されにくいです。なぜかというと、スゴイのは分かるけど入職した時に自社でどんな活躍をしてくれるのかイメージできないからです。
これまでの経験を、産業保健師として、企業にどのような良い影響を与えることができるのかをイメージさせることが内定をもらうためのポイントになります。
採用側が「この人が欲しい!ぜひうちで会社の力になってほしい!」そう思わせることのできる人が内定を勝ち取ります。
プリセプター経験を例にとった事例
今回は、プリセプターの経験を例に考えてみましょう。
①事実を具体的に伝える
②そこでどんな能力がに身に付いたのか?
③その能力をどう企業で活かすことができるのか?
この3つのポイントを意識して考えましょう。
プリセプターとは何か?
➡新人1人を担当し、1年間かけて教育や指導を行うこと。
➡個人のペースに合わせて教育や指導をすること。
新人の精神面でのフォロー。
新人の性格や素質を見極めて良好な関係を築きながら指導をすること。
➡保健指導で個人の性格を見極めてコミュニケーションをとることができる。
新人のメンタルケアで活かせる。
このように、具体的な経験談と、それをどう活かすことができるのかを深堀して考えると非常に良く印象に残りやすくなります。
絶対にやってはいけない事
誤字脱字は必ずチェックをしましょう。
履歴書や職務経歴書の場合、誤字脱字があると仕事を適当にこなす印象を与えてしまいます。また、本当にこの人は受かりたいと思っているのか?と本気度が伝わらなくなります。
競争率の高い産業保健職は、少しのミスも不採用に繋がりますので十分注意してください。
必ず、提出する前に見直しをすること。
まとめ
・職務経歴書は誰もが現場をイメージしやすいように専門用語は避ける。
・数字を用いて具体的に記入をする。
・自分自身の持つ能力に気づき、どう企業で活かせるのかをアピールする。
・誤字脱字は絶対にしない。
職務経歴書は自分をアピールする大切な1枚になります。一般的なものにならないよう、独自性のあるもので印象に残るものにしましょう。