産業保健にたずさわっている皆さん、会社ではどのような健康企画をされていますか?
私が勤務している企業では、健康診断の時に健康フェア(ウェルネスフェアともいいます)を実施しています。
健康への興味・関心を高めるチャンス!せっかくの機会に何か始めてみませんか?
企画の選び方
ただ健康企画を考えるだけでは実施できません。会社の予算に合わせてより効果的な企画を考えることが大切です。
【企画する際のポイント】
①社内で健康課題となっているもの、興味がありそうなもの
②普段、自宅できないもの
③予算内でできるもの
健康フェアおすすめ10選
①栄養成分表示
これはよく健康イベントで使われるものですね。一般的に販売されている食品の栄養成分を展示するものです。
②肺年齢チェック
禁煙指導で苦労している人は多いのではないでしょうか。喫煙率が高い会社にはおすすめです。
男性には大人気!!数人集まって、結果を見せ合う姿を見ると、健康に関心が高まっているのかなぁ、なんて思いますね。
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③血管年齢チェック
血管の老化度を機械でチェックし、動脈硬化などの予防に繋げます。動脈硬化の進行度は病院の検査でしかできないため、よりはやく自分自身の血管を大切にしてもらうための手段となります。
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④ストレスチェック
ストレスチェックは年に一度行う会社もありますが、質問用紙に答えるのではなかなか関心を持ってもらえないことも多いのではないでしょうか。面倒臭さから、適当に実施する人も多く見受けられます。
ストレス測定器を使用することで心と体のバランスを数値で表すことで、ストレスはないつもりでも体に負担がかかっているような状況に気づけるきっかけにもなります。
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⑤足つぼマッサージ
これは、誰もが見たらやりたくなるものですよね。足つぼマッサージマットを敷くだけで人が集まる!
直接知識を伝えるものではありませんが、興味を持ってもらう一番のおすすめ方法です!
これを一番目に付くところに置き、みんなにやってもらうことで自然と楽しくなり、次もやってみようという連鎖に繋がりやすいです。
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⑥姿勢チェック
デスクワークが多い方には人気のある姿勢チェック。姿勢やカラダのバランスが悪いと肩こり・腰痛の原因にも。
保健師含め、多くの従業員が悩んでいるので一度姿勢チェックをして自分のクセを見つけると改善へ繋げることができます。
⑦ロコモティブシンドロームチェック
低予算で簡単にできるロコモチェック。近年、車やエレベーターなど便利になってきたことが原因で足腰が弱くなってきており、要介護者が増えると予測されます。
働く世代の親世代が今まさに要介護・要支援状況であり、関心の高い分野でもあります。
テストは、事務所にあるテープや椅子を使ってできるのでおすすめです。
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⑧体脂肪・体組成チェック
体脂肪チェックは、健康診断の項目に入っている会社もありますが、項目がないところには大人気。
今の時代、体重計で体脂肪は測定可能で価格も安くなってきています。しかし、健康フェアではせっかくなので、少し良い体組成計を準備しておくと従業員にとっては嬉しいものです。
家の体重計ではここまで測定できないからおもしろかった!という声多数で楽しんでもらえました。
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⑨乳がんチェック
30~40代の働く女性は高い罹患率である乳がん。
早期発見するためには、自分でチェックして予防することが重要です。
しこりがどんなものなのか?実際触って覚えることで、自宅でも簡単チェックができるので予防に繋がります。
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⑩禁煙セラピー
禁煙について、興味があってもなかなか相談できないもの。肺年齢チェックと同時に行うと非常に効果的です。
保健師の相談や禁煙セラピーなど禁煙に関する本の展示を行います。さらに、禁煙外来の紹介も行います。
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まとめ
健康フェアに効果的な企画をご紹介しました。保健師は従業員の皆さんのヘルスリテラシーを高めるため、興味・関心を持ってもらうことが第一です。
・健康企画は社内で健康課題となっているもの、興味がありそうなものを選ぶ
・普段、自宅でできないもの
・予算内でできるもの
ぜひ、会社へ提案をしてみてはいかがでしょうか?