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新人看護師の時間管理|先輩に怒られないための7つのコツとNG行動5選

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「忙しくて全然終わらない」「患者さんに呼ばれて仕事が進まない」「残業が多すぎる」と感じたことはありませんか?

これはあなただけの悩みではありません。看護師にとって時間管理は命と言われるほど大切なスキルですが、最初から上手にできる人はいません。

この記事では、私自身が1年目のときにプリセプターから教わり、実際に現場で使ってきた時間管理のコツを、新人看護師の皆さんに向けてまとめました。

時間管理が大切な理由から、今日から実践できる具体的な5つのコツ、そして「これをやると先輩に怒られる」NG行動5選まで、まるごと解説します。

目次

新人看護師が時間管理に悩むのは当たり前

「同期はうまくやっているのに、自分だけ仕事が遅い」と落ち込んでいる新人看護師さんも多いと思いますが、それは経験不足が原因であって、能力の問題ではありません。

新人のうちは、

・1つの業務にどれくらい時間がかかるか分からない
・何を優先すべきかの判断基準を持っていない
・先輩にいつ相談すればいいか分からない

という3つの「分からない」を同時に抱えています。

これは誰もが通る道なので、まずは「できないのが当たり前」というところから始めて大丈夫です。

看護師にとって時間管理が重要な理由

時間に追われた状態で業務を進めると、一つひとつのケアにかけられる時間が削られ、看護の質が下がってしまいます。確認不足や手順の抜けも起こりやすくなり、インシデントのリスクにもつながります。

日本看護協会の「2024年病院看護実態調査報告書」(P.22)によると、正規雇用看護職員の月平均の残業時間は5.1時間で、1時間以上の残業がある人は82.8%にのぼります。

内訳をみると「1〜4時間未満」が32.1%と最も多く、多くの看護師が日々の業務の中で時間に追われていることがうかがえます。特に急性期病院ではこの調査結果よりも何倍も多いと感じていると思います。

裏を返せば、時間管理を工夫することで減らせる残業も少なくないということです。時間管理ができるようになると、

  • 急な業務にも落ち着いて対応できる
  • 先輩や医師から信頼される
  • 人間関係も良くなる
  • 定時で帰れる日が増える

といった変化が出てきます。次の章では、私自身の経験を交えながら、時間管理ができるとどう変わるのかを紹介します。

先輩から信頼される看護師は「時間管理」ができる

私は1年目のときから、プリセプターに時間管理をしっかりと教わっていました。

教わったポイントは、分単位でスケジュールを組むこと

これを徹底することで、ケアのたびに「時間通り進んでいるか」をチェックでき、定時前に仕事を終わらせられるようになっていきました(どうしても終わらない日もありましたが)。

時間管理ができるようになると、先輩から「他の人の仕事も頼んじゃってごめんね、ちゃんとやってくれそうだから、いつも頼んじゃうんだよね」と言われることが増えました。

仕事が増えるのは正直しんどい部分もありましたが、信頼して仕事を任せてもらえるのはうれしく、人間関係も良くなっていきました。

1年目の終わりには、処置の介助をしていた際に医師や他のスタッフから「できる人なんでしょ?」と言われたこともあり、かなり自信がついたのを覚えています。

職場の人間関係を良くするのも大切です。【新人看護師必見】学校では教えてくれない先輩と上手く関係を築くコツを参考に、良い関係も意識していきましょう。

新人看護師の時間管理が上達する5つのコツ

経験談だけでは「結局何をすればいいの?」となってしまうので、ここからは具体的に取り入れられる5つのコツを紹介します。

新人看護師の時間管理が上達する5つのコツ

①朝の2時間(9時〜11時)で勝負する

看護師の1日は、朝9時〜11時の2時間が勝負です。この時間帯は緊急入院や急変対応など、予定外の業務が比較的発生しにくく、計画通りに動きやすいからです。

朝のうちにできることはすべて終わらせる意識で動き、残った時間を突発業務に使えるようコントロールするのがポイントです。

突発的に発生しやすい業務の例
  • 点滴・内服など薬の変更
  • 緊急入院
  • 患者の急変(手術後・検査後・点滴投与後など)
  • エンゼルケア
  • 手術・検査後のバイタルサイン測定(時間指定が多く動きにくい)

②優先順位の判断基準を持つ

新人看護師が時間管理で詰まりやすいのは、「どの業務も同じくらい優先度が高く見えてしまう」ことです。

判断基準があいまいなまま動くと、結果的に時間がかかってしまいます。

優先順位を決めるときは、次の4つの視点で考えてみてください。

視点具体例
生命に関わるか呼吸状態の変化、出血、意識レベルの低下など
安全に関わるか転倒リスクの高い患者への対応、点滴ポンプのトラブル確認
苦痛・安楽に関わるか痛みや不快感の軽減、体位変換、清潔保持
患者の希望・QOLに関わるか入浴やケアの時間調整など

この順番で考えると、「今、何から手をつけるべきか」を自分の頭の中で整理しやすくなります。

③ToDoリスト・メモで「頭の中」から外に出す

受け持つ患者が増えると、やるべきことを頭の中だけで管理するのは限界があります。

記憶だけに頼ると抜け漏れが起こりやすく、抜け漏れ自体が時間のロスやインシデントの原因になります。

出勤後すぐに、受け持ち患者ごとの予定(検査・処置・点滴の時間など)をメモやワークシートに書き出し、終わったものから消し込んでいくクセをつけましょう。

付箋でも、スマホのメモでも、自分が見返しやすい方法でかまいません。「やることが目に見える状態」にしておくだけで、優先順位を考える負担がぐっと減ります。

④記録はこまめに、隙間時間で終わらせる

記録を後回しにすると、後でまとめてやろうとしたときに溜まってしまい、これが残業の大きな原因になります。

朝の巡回でとったバイタルサインは、その場で入力してしまいましょう。

数字を入れるだけなら1人あたり2〜3分です。先に記録を入れておくことで、リーダーや主治医も患者の状況を把握しやすくなり、チーム全体の動きもスムーズになります。

ベストな記録のタイミング
  • 次の患者さんのところへ移動する合間に記録する(患者さんが近くにいるときは転倒リスクに注意)
  • パソコンが空いた瞬間に記録する

の2パターンを意識すると、まとめて記録する時間を確保しなくても、こまめに進められます。

2人体制で巡回している場合は、1人がケアをしている間にもう1人が記録を進めると、さらに効率が上がります。

⑤一日の終わりに振り返る

その日の終わりに、「どこで時間を使いすぎたか」「何が想定外だったか」を振り返る時間を1〜2分だけ取りましょう。

振り返りを積み重ねていくと、自分なりの「時間の使い方の型」がだんだん見えてきます。

最初から完璧にできる人はいないので、毎日少しずつ調整していく意識で十分です。

新人看護師がコレやったら絶対に怒られる時間管理のNG行動5選

ここまでは「やった方がいいこと」でしたが、ここからは新人看護師がよくやってしまいがちなNG行動を5つ紹介します。

当てはまる項目があれば、まずそれをやめてみることから始めましょう。

①巡回時にバイタルサインをすぐに記録しない

朝の巡回でとったバイタルサインをすぐに入力しない人は、仕事の処理ペースがどんどん遅くなり、記録が後々溜まっていきます。

目の前のことに必死になっていると、記録は溜まる一方です。

②記録を後回しにして溜めておく

記録は1分たりとも無駄にせず、こまめに書いておくことがポイントです。

後回しにすればするほど、まとめて処理する時間と心理的な負担が大きくなります。

後で編集することも可能なので、ひとまず重要な部分を入力しておく方法もおすすめです。

③入浴・清拭など時間指定のないケアを後回しにする

時間のかかる入浴や清拭は、朝のうちに済ませておくのが基本です。

「いつでもいいよ」と言ってくれる患者さんには、「今からでもいいですか?」と早めに実施をお願いしてみましょう。

患者さんの希望を聞きながら、時間を交渉してうまく調整することも大切です。

交渉の例
  • 「午後から忙しくなりそうなので、午前中でもいいですか?」
  • 「しっかり時間をかけてケアしたいので、午前中にお願いできますか?」

緊急入院や急変がいつ起きるか分からない以上、時間に余裕のあるうちに済ませておくことが、結果的に質の高いケアにつながります。

④申し送り後、巡回前の準備ができていない

朝の巡回前に、血圧計・聴診器・朝の内服(飲み忘れ分)・点滴管理表などを一度にまとめて準備しておきましょう。

物品を忘れると、詰所と病室を何度も往復することになり、体力も時間も消耗します。

もし忘れ物に気づいた場合は、次に訪室するタイミングで持っていくのが基本です。そのためだけに往復するのは時間のロスになります。

⑤オペ迎えの準備を後回しにする

オペ迎えの準備は、できるタイミングがあれば早めに済ませておきましょう。

手が空いたときに環境整備をしておけば、いつ呼ばれても焦らず対応できます。

オペは時間通りに終わらないことがほとんどなので、時間がずれることを前提に動くのがポイントです。

NG行動と改善策の一覧

NG行動改善策
バイタルをすぐ記録しない巡回中・巡回直後にその場で入力する
記録を後回しにする移動の合間・PCが空いた瞬間にこまめに記録する
時間指定のないケアを後回しにする朝のうちに患者さんと時間を交渉して済ませる
巡回前の準備不足必要物品をひとまとめにしてから巡回に出る
オペ迎えの準備を後回しにする手が空いたタイミングで早めに環境整備をしておく

夜勤に入ったら気をつけたい時間管理のポイント

夜勤に慣れていない新人看護師にとって、夜勤特有の時間管理も悩みの種です。

消灯後は患者さんの休息を優先するため、処置やケアができる時間帯が限られます。

重要な処置やケアは消灯前、日付が変わる前にできるだけ集中して終わらせておくと、深夜帯の対応に余裕が生まれます。

また、夜勤は体力配分そのものが時間管理の一部です。

仮眠時間を確保できるタイミングではしっかり身体を休めることも、結果的に夜勤後半の業務スピードを保つことにつながります。

よくある質問(FAQ)

新人看護師はいつ頃から時間管理ができるようになりますか?

個人差はありますが、3ヶ月〜半年ほど経験を積み、振り返りを重ねるうちに少しずつコツがつかめてくる人が多いです。焦らず、今日紹介したコツを一つずつ試してみてください。

時間管理ができなくて落ち込んでいます。どうすればいいですか?

できないことを自分の能力不足と捉えず、経験不足だと割り切ることが大切です。プリセプターや先輩に「どこで時間がかかっているか」を具体的に相談すると、改善のヒントをもらいやすくなります。

時間管理に役立つツールはありますか?

電子カルテのテンプレート機能や、よく使う文章の登録機能を活用すると記録の時間を短縮できます。また、付箋やメモアプリで受け持ち患者ごとのToDoを書き出す方法もおすすめです。

【まとめ】時間管理は1年目から練習できるスキル

時間管理は、看護師の業務を遂行する上で最も大事なポイントのひとつです。

新人のうちは軽症の患者さんを担当することが多く、受け持ち人数も少ない傾向にあります。これは裏を返せば、時間管理を練習できる貴重な期間ということです。

頭の中で「次は何をするか」を計画する癖を、今のうちからつけておきましょう。

この練習を積んでおくことで、急変時の対応やトラブル発生など、いざという場面でも焦らず冷静に判断できる看護師に近づいていけます。

新人看護師が絶対先輩に怒られるナースコールの対応も参考に、スキルアップをしてきましょう。

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