産業保健師の転職活動で内定を勝ち取るには、面接の時に自分の強みを上手にアピールすることが大切です。
特に大きな実績なんてないし、普通に働いていただけだし人より長けている部分なんてない…という人は多いです。
ですが、産業保健師はどんな経験でも何かしら活かせる部分はあります。
面接で自分の強みや自分自身を知ってもらうためのアピール方法を解説します。
◇慢性期病棟経験者の強み
◇慢性期の経験から産業保健へ何が活かせるのか
◇面接で使えるエピソード
内科病棟看護師の特徴

病気の症状が重い、あるいは不安定で安静を要する状態にある場合が多いです。
- いくつか疾患を合併している
- 病気と長期的に付き合いながら生活している
- 基礎疾患を持っている
慢性期病棟経験者の強み
慢性期ならではの強みを面接ではアピールしましょう。
- 退院時の保健指導経験が強みになる
- 病歴が長い患者との関わりが活かせる
- 多職種との連携
退院時の保健指導経験が強みになる

- 糖尿病患者への食事・栄養指導
- 高血圧患者への毎日の血圧測定指導
- コンプライアンス不良患者への内服継続指導
- どのような患者がいてどう指導したか
- どのようにアセスメントして指導計画を立てたか
- その結果どうだったか
日頃から退院後、治療を継続して生活できるように指導をしたなど、大切にしているポイントを踏まえて伝えましょう。
病歴が長い患者さんとの関わりを活かせる

長期で病気と付き合いながら生活している人が多いです。医療者で一番患者に近い存在であるのは看護師です。
持病がありながら生活している人の思いや辛い時の乗り越え方は一番理解していると思います。
血糖や血圧を上手くコントロールできていない人へどのような関わりをしてきたかを伝えましょう。
- 長期的な視点でケア・観察できる
- 患者の生きがいやこだわりを大切にした
- 拒否的な態度はとらず、まず受け入れる姿勢で関わった
- 病気を発症したときの受容過程を見極め、個人の状況に合うような関わりをした。
多職種との連携

コンプライアンス不良患者や病気を持ったまま退院する患者に退院支援は欠かせません。
医師や家族、ケアマネージャー、地域包括支援センター、リハビリスタッフ、薬剤師など多職種との連携が必須です。
多職種とのコミュニケーションを取るうえで大切にしていたことや、連携したからできたことなどエピソードを話しましょう。
- 自分の意見を伝える積極性
- 看護師としての専門的な知識を活かした情報提供
- 協調性
産業保健師は社内の連携だけでなく、健診機関や地域の病院、従業員の家族など様々な人と関わることもあります。
特に手こずりケースは全面的にサポートします。周囲を巻き込んで行動できる力をアピールできると印象は良いです。
【まとめ】内科病棟看護師の強み
面接では、経験値よりも看護観が重要です。
自分がどう考えて行動しているか、何を大切としているかを実際に経験したことをもとに伝えると面接官へ伝わりやすく、自分自身を知ってもらえる面接となります。
慢性期病棟経験者の強み
・退院時の保健指導が活かせる
・持病を持つ人を理解し関わることができる
・多職種と連携して課題をクリアできる