退職時にメッセージを一人一人に送る文化は看護師ならではの感謝を伝える手段です!
最終出勤日に挨拶をしようと考えていても、バタバタでゆっくり挨拶できなかった、ということもよくあります。
これまで過酷な現場を乗り越えられたのは上司や同僚のサポートがあったからであり、指導してもらったり、大変な時は協力してもらったりと支えてくれたスタッフへ、心に残るメッセージを送りましょう。
最終出勤日に会える人は直接挨拶ができますが、シフトが合わず最後に挨拶ができないままお別れとなる人もいますそのため、メッセージカードを利用して挨拶をする人が多いです。
心の込もったメッセージは貰う側も嬉しく、元気になりますね。
【看護師退職者が同僚へ送る】メッセージ例文集
親しい同期や同僚と関係が浅い人へ送るメッセージの書き方のポイントを紹介します。
あまり接点がない人や苦手としている人へメッセージを送るのは迷いますが、差別として捉えられる可能性もあるため社会人のマナーとして一人一人に送るなら、全員に送ることをおすすめします。
親しい同期・同僚へのメッセージ
親しい関係の人とは退職後も連絡を取り合ったり、退職後も関係が続くことが予想されます。これまでの良い思い出がたくさんあると思うので、個人的なエピソードや感謝を交えた、温かいメッセージを入れると好印象です。
受け取った後でも何度読み返しても一緒に働いたことを思い出せるので、永遠に捨てずに取っておきたい大切なものになります。
これまでの感謝と愛情が込められたメッセージ例を紹介します。うまく書けない人は参考にしてみてください。
・ともに働いた経験
・励ましの言葉
・思い出に残るシーン
これまで大変お世話になりました。〇〇さんと夜勤が一緒の日はいつも楽しみで、どんなに大変なことでも乗り越えられました。夜勤明けのクタクタな体でモーニングに行き、愚痴り合ったのは良き思い出です。一緒に働くのは最後になりますが、これからも変わらず、ご飯に連れて行ってくださいね!本当にありがとうございました。お身体には気をつけてください。
業務上のことだけでなく、仕事終わりにお酒を飲みながら語ったり、休日に遊びに行ったりとプライベートな出来事を盛り込むと関係の深さを感じることができ、特別感のあるメッセージになるのでおすすめです。
自分達だけにしか言えないことを伝えましょう!
あまり接点がなかった人へのメッセージ例
退職メッセージでよくある文脈を用いるなど形式的な表現を使いつつ、相手に感謝を伝えるためのシンプルな文章にしましょう。
・シンプルなメッセージ
・感謝を伝える
・業務上助けてもらったエピソード
5年間お世話になりました。新卒で入職し、未熟だった私をここまで育ててくださりありがとうございました。退職後はこれまでの経験を活かし、看護師を続けていけたらと思います。病院の益々の発展をお祈りいたします。
業務で関わったエピソードを入れつつ、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。
とにかく角が立たず、感謝も伝わる無難なメッセージにしましょう!
育休・休職後の直接お礼が言えない場合のメッセージ例
育休や休職後、復帰できずそのまま退職する人は、一人一人ではなく職場全体へのメッセージを送りましょう。
個人に対するメッセージを送っても良いですが、同僚へ配布してもらうなど手間がかかってしまうので、できるだけシンプルに済ませるのがおすすめです。
職場全体へのメッセージ例を以下に紹介します。
これまで大変お世話になりました。今月末で退職する運びとなりました。皆様には直接ご挨拶ができず、申し訳ありません。産休前は私の体調にも気遣っていただき、無事出産・育児に専念することができました。皆様のサポートには大変感謝しております。今後の益々の発展をお祈り申し上げます。これまでありがとうございました。
休んでいる間、フォローしてくれた職場へ感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
【同僚から退職者へ送る】退職理由別のメッセージ文
同僚側からも退職者へメッセージを送る時は、色紙やアルバムを作成することが多いです。
退職後の過ごし方に合わせて、これまでの感謝の気持ちと共にメッセージを送りましょう。
転職する同僚へ
新しい職場での成功を祈る内容を記載するのがベストです。
転職はこれまでとは環境がガラッと変わるため、不安を軽減してくれるような温かみのあるメッセージを貰うととても嬉しく、励みになります。
これまでお世話になりました。〇〇さんはどんなに忙しい時でも私が困ったときは、嫌な顔ひとつせず助けていただき、とても支えられていました。次の職場でも〇〇さんらしく、患者さんへ笑顔を振り撒いてくださいね。お身体には気をつけてお過ごしください。
結婚・出産で退職する人へのメッセージ
ライフイベントを伴う退職はお祝いのメッセージを添えましょう。
生活環境やライフスタイルが大きく変わるイベントごとは人生で数回しかない大切な時期で、お祝いされると嬉しいものです。
大きな転換期に関われる貴重な経験なので、メッセージに感謝とお祝いの気持ちを込めましょう。
ご結婚おめでとうございます。〇〇さんが退職されるのは正直、寂しいです。もっともっと一緒にお仕事をしたかったですが、これからの新しい生活を応援しています。今後大変なこともあると思いますが、家族で支え合いながら乗り越えていってくださいね。またお会いしましょう!
看護師退職で職場へメッセージを送る時のNG例
嫌いな上司や同僚には送らない
退職時に嫌いな上司や先輩に対してのみメッセージを送らない、という人も見かけます。
メンバーには全員メッセージを送ったけど、師長にだけは書かなかったわ。
このようにひどい扱いを受けたり、人権がなかったりと最悪な状態で働き、最後まで愚痴しか出ないこともあると思いますが、学生のような差別をするのはやめましょう。
社会人として、人間性を疑ってしまいます。周りから見て、誰がどう見てもいじめ・差別と捉えられるような行為はやめましょう。
嫌味やネガティブなことは書かない
嫌いな上司・同僚に対して一応マナーだからとメッセージを送った場合、あえて嫌味やネガティブな言葉を入れる人もいます。
「メッセージ書いてあげたんだから私の方が大人でしょ」
このように相手を見下した態度でメッセージを送る人もいます。
自分にとっても相手にとってもマイナスな行動を取るのは避けましょう。はっきり言って、時間と労力の無駄です。
嫌味のような行動をしても自分がスッキリすることはなく、今後も苦い思いとして何十年も引きずることになるので無難な対応をするのがおすすめです。
看護師退職時の挨拶マナー【当日の流れと挨拶のポイント】
最終日もバタバタとしていて挨拶をする時間が取れません。スタッフ全員が集まり、時間に余裕がある朝の申し送りの時間を貰い、職場全体へ挨拶をしましょう。
勤務後は看護師以外にも医師や外来、看護部などお世話になった部署へ挨拶回りをします。
挨拶をする相手やタイミングについての流れは以下を参考に、それぞれの職場に合わせて挨拶できる時に済ませておくのがおすすめです。
2〜3分程度が理想です。挨拶のタイミングとかかる時間を事前に伝えましょう。
朝のミーティングや申し送りなど集まった時に全体に向けて挨拶をしましょう。
通常通りの勤務をしますが、なかなか会えない他職種の方には一言挨拶ができると良いです。
看護師長、看護部、医局などへ挨拶回りをします。
すでに帰宅している場合もあるので、確認しておきましょう。
最低限これだけできていれば大丈夫です。
挨拶をする時はなるべく簡潔に、感謝の思いを伝えましょう。どの職種も多忙な中対応してもらうことになるので、長くなりすぎず、シンプルな挨拶が理想です。
・感謝の気持ち
・職場に対する熱い思い
・職場への今後の応援
【まとめ】看護師ならではの退職メッセージの書き方と挨拶マナー
看護師を退職する時に職場へメッセージを書く際は、これまで支えてくれた感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
ネガティブなものになるくらいなら、メッセージを送らないという手段もあって良いと思います。
お互いに気持ちよく、今後も新しい気持ちで前向きに頑張れるような最後にしましょう!