看護師は人間関係が非常に大切ですが、なかなか上手くいかないことが多いです。皆さんも人間関係で悩んだことが一度はあるのではないでしょうか。
人間関係を改善すべく、今回は言語的コミュニケーションについてお話します。
自分自身の印象が良くなるだけでなく、職場全体の雰囲気も良くなる魔法のひとことをご紹介します。
看護師の人間関係が悪化する要因
人間関係の悪化の要因で一番重要とされているのは、「コミュニケーション」です。看護師の場合、協調性がないと患者さんの安全を守ることはできません。
また、自分中心に行動をすることで職場の雰囲気も悪くなってしまいます。患者さんにそれが伝わってしまうと、前向きな治療ができず、また病気を治す希望さえも失ってしまいます。
看護師はコミュニケーションのプロでなければならず、それは患者さんに対してだけではなく看護師間、その他の医療者間でも同じです。人に好かれる人間になるためには、まずは「伝え方」を知っておくことが重要です。
看護師の人間関係を改善させる「言い換え図鑑」
今、大ヒットしている「言いかえ図鑑」。
ちょっとした一言を変えるだけで、イメージがガラッと変わるようなものがたくさん載っています。よく他人から悪い印象を持たれる方や、なぜか強く当たられてしまうといった方は読んでみてください。
中身は、パラパラと読める簡単なものなので、隙間時間や通勤時間にさっと読むことができます。
新人、指導者、上司、それぞれに今からでも使える一言が紹介されています。ぜひ手にとっていただきたいものです。
看護師が明日から現場で使える言い換え具体例
言いかえといってもパッとしませんよね。私が、実際に気を付けていた言葉遣いを紹介しますね。皆さんも、職場でこんな言い回ししてないかな?している人はいないかな?といった視点でご覧ください。
「ついでにこれもお願いね。」
→「この件もお願いできますか?」
ただ、お願いするのでは依頼された側も「仕事が増えた」と感じてしまいます。ついでに、は余計な一言ですよね。上からものを言われているような感じもしますので、使わないようにしましょう。
「ちょっと忙しいのでそれはできません。」
→「今は忙しいですが、この件が終わったらでいいですか?」
忙しくすぐに対応できない時は、できないと言うことは非常に大事です。患者さんの安全を守るためでもあります。ですが、ただ断るのではなく、いつならできそうか、後からの対応でも大丈夫かを伝えると良いでしょう。
自分だけでなく、みんな忙しいのは同じです。この一言に変えるだけで、仕事を頼む側も調整ができますし、断られても嫌な気持ちにはなりません。
「なんでできないの?なんでミスしたの?」
→「どこでつまづいていたの?できなかった理由を一度考えてみようか。」
ミスを突っ込むタイプの一言。これは、インシデントを起こした際によく言われる一言ですよね。人間はミスをしてしまうもの、とはよく言われていますが、患者さんの命を扱っているため厳しい一言になりがちです。
怒ってしまう理由もわかりますが、まずはなぜミスをしてしまったのか、原因分析をするような声掛けをすることで落ち込んでも、次同じことを繰り返さないようにどうするか、前向きに考えることができます。
>>参考:よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑 [ 大野萌子 ]【まとめ】看護師の人間関係が良くなる!?言いかえ図鑑
看護師が使える余計なひとこと・好かれるひとことをいくつかご紹介しました。言い方だけでも人のイメージはガラッと変わります。自分自身の印象や職場の雰囲気づくりを良くしていきましょう。
今回は看護師の職場を主に説明しましたが、会社・学校でも使えるものばかりです。今後に活かしてみると人生が変わるかも。やってみてください。