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保健師の残業はどれくらい?行政と産業保健で正反対!驚くべき残業事情とは

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就職や転職活動をする時に、誰もが必ずチェックする労働条件。

最近では、心身ともに健康に働きたい、プライベートを両立させたい、という人も増えてきました。

「公務員は定時上がりだから、残業なくて楽だよね。」
そう思っていませんか?

実は、このように楽したいという思いで行政保健師へ転職し、ほぼ毎日21時まで残業という現実を目の当たりにして後悔する人もたくさんいます。

その反対で、あまり知られていませんが、産業保健師ほぼ残業ゼロという現状があります。

このように保健師の残業は、職種によって異なります。

実際に働いている行政保健師や産業保健師の声をもとに、職種によって残業時間が異なる理由と就職や転職活動時に役立つ職場選びのポイントをまとめました。

本記事では、就職活動や転職活動をしている方へ、正しい情報を入手し、自分の理想の働き方が実現できるように、残業に焦点を当てて解説していきます。

目次

保健師の残業はどれくらい?

保健師の残業はほぼゼロに近いイメージがありますが、職種によって大きく異なります。

行政保健師:残業月100時間程度
産業保健師:残業ほぼゼロ
包括保健師:地域によって差があり
学校保健師:学校によって差があり

このように産業保健師の種類によってかなり大きな差があります。

行政保健師の残業事情【リアルな声】

行政保健師の私の残業時間が120時間/月まっしぐらの過労死コースなのに市民の命なんか守れるわけないやろ…

Xより引用

行政保健師の友人に連絡取っていたら ・土日のシフトは2-3日前に出る(本来、土日勤務は選挙事務の時以外ほぼない且つめっちゃギリギリに出されるのやばい..) ・残業時間は100時間超えてる人もいる と聞いて愕然、、、

Xより一部引用

ほんとにそう… 行政保健師になるまで公務員て土日休みで定時で帰れるんでしょ〜〜〜???って思っていたけど入ってみたら加湿器やらお茶汲みやら手紙の仕分けやらの前残業があり普通に毎日21時ごろまで残業だったし仕事終わらんくて(能力が低いからだけど)土日も職場に出て行って片してうんぬん…

Xより引用

行政保健師は公務員であるからと定時終わりをイメージされる方が多いですが、実際は全く異なります。

夜間帯の21時まで残ることもあり、さらにサービス残業。病院看護師よりも残業が多いと言われることもあります。

コロナ禍は前代未聞の対応であったため、月100時間を超え、帰宅後も対応に追われるほど悲惨な状況がみられました。感染症の拡大などがあると対応に追われ、普段よりもさらに残業が多くなります。

産業保健師の残業事情【リアルな声】

産業保健師。 9時5時に平日だけ、残業なし。申し送りなし。患者の激怒なし。お局のお説教なし。ないないずくし。 盆暮ちゃんと休み。

Xより引用

産業保健師で働いてびっくりしたこと
・有給が自由に取れる
・今日体調悪いので休みますって当日に言える
・研修費用を出してもらえる
・残業代きっちりでる

Xより引用

残業がなく定時で帰れることもメリットですが、残業代がしっかり出るのも良い点ですね。

産業保健師の残業時間の調査結果では、80%が残業10時間未満という結果が出ています。

詳細は以下の記事に詳細を解説しているので、気になる人は参考にしてください。

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産業保健師は残業が少ない!?8割が10時間未満である現状と理由を徹底解説 産業保健師は基本的に定時で帰宅できます。 年に数回ほど残業することもありますが、ほぼ定時で帰宅しプライベートとの両立がしやすいお仕事です。 残業になる理由は?...

行政保健師の残業が多い理由

行政保健師の残業が多い理由は、「終わりのない業務」であるのと、帰宅できても「自己責任」で最終的に自己処理になってしまう状況があるからです。

終わりのない業務

保健師は看護師のように1日単位で業務を終える仕事はありません。

自分が担当している地域や分野(母子保健、高齢者など)の対応をします。病院とは異なり、対象者へ長期的に関わることが必要です。

シビアな問題を取り扱うことも多く、一度の介入で解決することがないため、はっきりとした区切りがないのも残業が多い一つの原因です。

自己責任

行政保健師は定時で上がることもできなくはないですが、結局は自分の担当を自分で処理しなければなりません。

病院の場合は24時間勤務となり、他看護師と交代して業務を引き継ぐことになりますが、保健師の場合は交代がなく全て自分で対応します。

そのため、その日残してしまった業務は次の日に持ち越すことになります。少しずつ業務を片付けていかないと、後々自分にのしかかってくるので残業をせざるを得ない状況でもあります。

産業保健師の残業がゼロの理由

私の経験からも、産業保健師の残業はほとんどありません。強いて言えば、従業員の業務上健康診断が早朝や深夜になることがあり、その時期だけ勤務時間が変更します。

産業保健師は企業によって業務内容やボリュームも異なりますが、基本的には定時上がりで、さらにフレックス対応している企業も多く働きやすい環境です。

残業が発生した際も、月10時間程度で1分または5分単位で残業がつくのも素晴らしいです。残業が多い場合はきちんと残業代が出るかを確認しておくのもポイントです。

産業保健師の残業がゼロの理由は労働基準法を基に仕事をしているからの記事を参考にしてください。

残業ゼロの生活は自分時間が増えるのが最大のメリット

残業ゼロになると、ワークライフバランスがとりやすくなり、仕事とプライベートの両立が可能になります。

  • アフター5が楽しめる。
  • 子どもとの時間が増える。
  • 勉強やスキル磨きの時間に使える。
  • 副業に時間を費やすことができる。

自分の時間が増えることで、業務上のストレスを軽減させることができます。さらに、子どもとゆっくり関わる時間が確保できたり、自分自身のスキルアップに時間を使うこともできます。

保健師の残業事情まとめ

保健師の残業は行政保健師の場合は月100時間、サービス残業で非常に多いですが、産業保健師の場合はほぼゼロで残業代も1分単位、5分単位で確実に貰えます。

就職や転職活動をする際には、残業事情(残業時間、残業内容、残業代はきちんと出るか)は必ずチェックしましょう。

このブログは看護師のキャリアアップ・保健師の転職支援に役立つ情報を掲載しています。
行政保健師の試験対策はこちらの記事を参考にしてください。
産業保健師の転職方法はこちらの記事を参考にしてください。

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