転職する時に「経験者のみ、経験者優遇」の条件にほぼ100%ぶち当たります。
どこで経験を積んだらいいの!?その経験を積ませて!
と心から叫びたくなりますよね。
正社員になるための産業保健経験はたった1年だけでいいんです!
とにかく、経験者になることが求められます。
もちろん正社員を一番に目指すと思いますが、その他にも意外と近道になる方法を解説します。

臨床経験3年、未経験で産業保健師になった転職活動はこちらの記事で詳しく紹介しています。
産業保健経験を積む3つの方法
未経験で正社員になるのは本当に難しい。
まず求められる産業保健経験を積む方法は主に3つです。
①契約社員や派遣で経験を積む。
②産休代替で経験を積む。
③週1~3回のパートや派遣のダブルワークで経験を積む。
産業保健にも看護師同様、いろいろな働き方があるので考え方を変えてみることをオススメします。
①契約社員や派遣で経験を積む(契約社員フルタイム)

契約社員のフルタイムで働く方法です。一番安定した働き方で、業務内容的にも正社員と同じ働き方になるので今後の転職にも有利です。
正社員との違いは給料が少し減ること、契約を切られてしまう可能性があることの2点です。
正社員との違いは主に給与面です。しかし、産業保健師は企業によってピンキリなので、契約社員であっても正社員より給料が高い場合もよくあります。

できるだけ多くの求人を見つけて見比べてみましょう。
さらに契約社員は期間がある適度決められていますが、大きく業績が悪くならなければ基本的には自動更新され、普通に勤務していれば問題ありません。
(契約が切られるケース例)
メンタルヘルスケアをする立場なのにメンタル患者を増やしているケース
②産休代替で経験を積む(3ヶ月~1年)

産休大体は緊急で応募が出ることが多く、すぐに働ける人を重視して募集しているため一番内定をもらえる確率が高いです。
企業も期間限定の為、そこまで人材を重視していません。
保健師複数名体制であったり、引き継ぎ期間がきちんと確保されていれば未経験でも可とされることが多く、3ヶ月~1年間の契約が多いです。
期間限定なので会社と相性が合わない場合でも、気軽に働けて深く悩まなくて良い事が一番のメリットです。
産業保健、向いているのだろうか…と不安な方は少し経験してみる程度で受けるのもアリです。
実際に臨床から産業保健へ転職した人の失敗例として、事務作業が多くつまらない・やりがいが感じられないといった理由で後悔する人も多いです。
期間限定のお試しとして産業保健業界を経験してみるのも良いですね。

私は転職活動を9ヶ月行いました。その間、3ヶ月の産休代替を蹴ってしまい、「どうせならやっておけばよかった」とすごく後悔しています。
③週1~3回のパートや派遣で経験を積む(ダブルワーク)

中小企業や大手でも従業員の少ない事業所は、週1~3回や月1回の勤務で募集しているところがあります。
この働き方もそこまで内容重視していない程度なので内定をもらいやすいです。
週3回だと給料が少なくて生きていけないよ…という方は、ダブルワークをおすすめします。
◇週3日勤務+週1~2日他産業保健職
◇週3日勤務+週1~2日の看護師単発
また、臨床でフルタイム勤務(正社員)をしながら月1回の産業保健として企業で勤務されている方もいました。
副業禁止の病院が多いのですが、月1回の勤務はほとんど本業に影響しないので一度相談してみる価値はあります。
・保健指導
・受診勧奨の為の面談
・産業医との連携
専門職しかできないことを任されることが多いので、事務作業はそれほど多くはなく、健診時の名簿作成や健診機関とのやり取りはほぼ企業の事務職が行ってくれます。
産業保健師経験を積む方法まとめ
産業保健の経験をつかむ方法について3タイプを紹介しました。
①契約社員や派遣で経験を積む。
②産休代替で経験を積む
③週1~3回のパートや派遣のダブルワークで経験を積む
正社員以外で働く場合、一番問題となるのは給料です。
しかし、看護師資格、産業保健師資格があるからこそ安心した働き方を選ぶことができます。
産業保健の経験はおおよそ1年あれば、正社員を目指すことができます。この機会に働き方を考えてみてはいかがでしょうか。