今回は、転職したら上手くいくのか、不安に思いますよね。
社会人6年目の私の周りも、看護師で転職した人がゴロゴロいて、約9割は転職しています。
転職を成功させるには、失敗例から学ぶことも大切です。
・転職で失敗している人は、どんなことで失敗するの?
・転職してよかったと思うことは?
・ここが合っているのかわからない。転職した方がいいの?
上記のように、初めて転職する人は不安も大きいです。
実際転職をした看護師の体験談をもとに、転職した後の生活について対談をしたなかで、多かった意見をまとめました。
転職経験者の実際の声【体験談】

1年で辞めて次に行ったけど、なんとか続けられてる!
でも、周りもどんどん辞めていくから、ゆっくり今後についてまた考えてみようかな。(2年目看護師)

辞めれて良かった!都会の大学病院から地元の大学病院に行ったけど、やっぱり住み慣れた街・環境だと人間性が合う!(2年目看護師)

基本給は下がったけど、残業代しっかりつけてくれる!
人間関係はまぁまぁかな・・・中途採用は同期がいないし、馴染むのに時間がかかるし、どっちもどっちだった。(5年目看護師)

精神的に病んで辞めて、なんとか次の場所で頑張っていたけど、やっぱり休職しちゃった。でも、職場のみんなのフォローでなんとか復帰して頑張れてる。感染対策とかはテキトーすぎてびっくりするけど。(3年目看護師)
このように、様々な意見があります。ですが、ひとつだけ、よくみんなが口にすることがあります。『最初のところが良かった』
『最初が良かった』となるワケ:失敗談
それは、「最初を基準としているから」
給料、人間関係、同期、立地など、転職する時は労働条件を第一に考えます。
入社した時は真っ白な自分に、病院の色が入れられているので、それが自分のなかでは自然と一般的な基準になります。
看護師なので仕事内容は同じかもしれませんが、仕事のやり方は病院それぞれです。
大学病院・総合病院などの急性期病院の良いところ
まず、新人が毎年多く入ってくるため、マニュアルも細かく統一されていたり、教育体制はしっかりしています。新人研修も細かくやっており、同期のつながりが強くなります。
急性期であり、患者さんの感染対策がかなり重要なため、厳しいです。
急性期病院でしか働いたことのない人は、慢性期病院や小さな地域病院ではずさんな管理が多くかなり衝撃を受けます。
【民間病院で衝撃を受けること】
・鑷子等は自分で滅菌消毒をする。
(煮沸する機器セットが置いてある)
・カテーテル類はディスポではなく、滅菌して使い回す。
・バルンバッグ内の尿を廃液する時は、ひとつのバケツで複数人の患者さんの尿を回収する。
民間・個人病院などの慢性期病院の良いところ
慢性期病院は比較的治療や検査が少ないので、落ち着いています。
医療的ケアよりも日常生活ケア(食事・トイレ介助、歩行介助、内服管理)が多いです。
そのため、残業も少なく、一人一人の患者さんに十分ケアをする時間が確保できます。

本当に本当に我慢ができない、死にたくなる、そこまでの状態に至ったら次の道に進みましょう。
今ほんとに退職していいか迷っているあなたへ
退職のタイミングを迷っている方は、こちらの記事を参考に考えてみてください。
入職して1年で辞める人、ある程度経験して3年で辞める人、一人前になって5年目以降で辞める人などタイミングは人それぞれです。
正直、どれが一番良い!と言える時期はありません。1年目で転職をして成功している人もいますが、5年目で良いところに就職できた人もいます。
ですが、自分にとっていつが辞め時なのか、考えられるきっかけになると思います。

まとめ
看護師転職者の様々な意見をまとめてみました。あらかじめ、次の病院はどんなところかをイメージしておくと、理想と現実のギャップを最小限にすることができます。
・大学病院など大きな病院で勤務していると、教育体制や設備も整っているので民間病院に行ったときの衝撃が大きい。
・そのため、「一番最初の病院がよかった」と感じる。
・民間病院では、感染対策が十分でない、マニュアルがないことが多く、自己采配業務が多い。
・しかし、業務は落ち着いていて残業も少なく働きやすい