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看護師になるための進学先はどこがおすすめ?【専門学校/大学を比較】

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高校卒業後、看護師になるためには主に「専門学校」と「大学」の2つあります。その違いを解説した記事です。

・専門学校と大学の違いがわからない
・看護師になれればどっちでもいい?
・臨床に出た時にどんな差があるの?

このように、どちらに進学するか迷っている方におすすめの記事です。

目次

専門卒・大学卒でも差がない部分

看護師には正看護師・准看護師と2種類ありますが、進学後はどちらも正看護師として勤務することができます。

そのため、業務は同じです。仕事をするうえで特に差はなく、動揺の立場なので困ることはないです。

【専門学校】臨床能力が高く経済的

看護師になるための進学先【専門学校/大学比較】

専門学校を選ぶ人は、「はやく看護技術を身に付けたい」「現場に出たい」「金銭的問題」であることが多いです。

入職当初から臨床能力が高い

現場ですぐに役立つ看護技術を学生時代から身に付けることができ、臨床能力が高いのが特徴です。理由は、専門学校では3分の1と臨床実習が多いから。臨床現場の近くで学ぶことができるため、実践能力が高い状態で働き始めることができます。

現場にはやく慣れやすい

習が多くハードスケジュールをこなす看護師の現場に慣れています。そのため、入職しても理想とのギャップが少ないです。

新人看護師は慌ただしい病棟の雰囲気にのまれ、うまく適応できなくなる人が多いです。理想とのギャップは一番最初にぶち当たる大きな壁でもあり、新人看護師やすぐに辞めてしまう原因のひとつです。

はやく自立できて経済的

専門学校は3年制のため、大学よりも1年早く働き始めることができます。さらに、大学に比べるとかなり学費は安くなります。専門学校は大きな病院に付属されていることが多く、病院からの奨学金が貰えることもあるので、経済的理由で専門学校に進む人が多いです。

しかし、専門学校にもデメリットがあります。

《デメリット》
・時間に余裕がないスケジュールがパンパン。
・3年目は実習しながら就活・国試の勉強が大変。
・11月・12月に実習が終わり、猛勉強。
・給料が低い。大卒に比べて8,000~10,000円程度低い。

【大学】 時間的余裕がありキャリアアップできる

看護師になるための進学先【専門学校/大学比較】

大学を選ぶ人は「時間的余裕が欲しい」「大学院への進学」「看護師以外の資格取得」などメリットが多いです。

時間に余裕がある

4年間で看護師を目指すため、一般的な大学のように長期休みがあります。
例:夏休み2ヵ月+春休み2ヵ月程度
  実習時は「2~3週間+1週間休み」で1クール

大学院への進学ができる

大学を卒業していれば、将来大学院へ行くことができ、看護師としてのキャリアアップを目指すことができます。「専門看護師」になるには大学院でのカリキュラムを受講していることが条件としてあります。今後、助産師や保健師も大学院制度が進んでいるので、資格取得を考えている方は大学進学を強くおすすめします。

【大学院で取得できる資格】
・助産師
・保健師
・養護教諭(一種)
※一部4年制大学で取得できます

就職に有利(大卒しか受け入れない病院もある)

大卒、専門卒の看護師に業務の差はそれほどありませんが、大学病院など大きい病院は大卒のみ採用しているところが多いです。それから、海外で看護師として働きたい場合は大卒を条件としている国が多いため、はやく実現しやすいです。

給料が高い

大卒は、専門卒よりも給料が8,000~10,000円程度給料が高いです。ちょっとだけ多いようなイメージですが、ボーナスとなると差が出てきます。また、勤続年数が長くなるにつれて昇給があると考えると、この差はかなり大きくなります。

メリットが非常に多いですが、以下のようなデメリットもあります。

《デメリット》
・学費が高く、奨学金を借りる人が多い。
・アセスメントなど知識面を深く学ぶため、入職時はあまり技術がない。

大卒もデメリットはありますが、長い目でみると技術面に関しては経験でカバーすることができるので特に問題はありません。

専門と大学のカリキュラムの違い

専門学校
大学
  • 看護の技術者として育成
  • 現場で即戦力として活躍できる看護師を育成
  • 実習中心(1/3実習)
  • 考える力を養う
  • より高い専門性と総合性を持った研究者的側面を持つ看護師を育成
  • 一般教養が学べる(英語以外の中国語・ドイツ語・フランス語など)

さらに、大学では「助産師」「保健師」「養護教諭」のカリキュラムがあります。必要な課程を修了していれば「助産師」「保健師」の国家試験の同時受験が可能となります。 このふたつの資格は、それぞれ看護師資格を取得していることが必須です。

これらの資格を持っていると、就職・転職の際にかなり視野が広がります。

学費面/給与面の違い

看護師になるための進学先【専門学校/大学比較】

【学費の比較】

大学と専門学校の学費は以下のようになっています。

学校別支払期間学費総額
大学(私立)4年間約450~700万
大学(国公立)4年間約250万
専門(私立)3年間約250万
専門(国公立)3年間約60万

専門と大学で学費の差は大きく、大学が高い理由としては設備が充実していることが挙げられます。それにプラス1年学費を支払う必要があるので、それを考慮すると専門学校の方が安くなります。

【給料の比較】

給料は以下のようになっており、20年働いた場合の給料を比較しています。

スクロールできます
1年目5年目10年目15年目20年目
専門卒206,000230,000260,000290,000350,000
大卒218,000250,000290,000330,000410,000

10年後には3万円/月の差
20年後には6万円/月の差

長い目でみるとかなり差が出てきます。
これを1年間でみると20年で72万円の差があります。

私が大学を選んだ理由

・時間にゆとりがある
・就職先の選択肢が広がる
・看護師が合わなかった時、保健師として働ける
・第一種衛生管理者も取得できる

私は、大学へ進学し看護師になりました。
その理由としては、時間にゆとりがあること就職先の選択肢が広がるといった点で良いと思ったからです。

看護師になれるのか漠然とした不安も大きかったため、3年で就職するより大学で1年長く学び、将来についてじっくり考える時間がほしいと思ったのもひとつの理由です。

また、離職率が非常に高い職種であるため、将来的にもし看護師が合わなかった場合、保健師として働くことができるなど転職の際に視野が広がると考えたのも大学を選んだ理由です。

国家試験は看護師・保健師のダブル受験をして、保健師資格取得後は資格申請をして第一種衛生管理者の資格も持っています。保健師をもつことで、さらに働く場が広がっています。

まとめ

専門学校と大学の違いについてまとめました。進学の参考になればと思います。

【専門学校】
・学費が安い
・臨床能力が高く、はやく現場に慣れやすい
・3年目は「実習・就活・国家試験勉強」とハードスケジュール

【大学】
・長期休暇もあり時間にゆとりがある
・幅広い分野が学べて、大学院へ進学もできる
・保健師や助産師の資格が同時に取得可能
・給料が高く、奨学金を借りる人が多い

医療ワーカー

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