保健師おすすめの転職サイトはこちら

看護師のキャリアの悩み20選と解決策|転職を失敗しないためのロードマップ

  • URLをコピーしました!

看護師は転職しやすい職業である一方、選択肢が多すぎて「キャリア迷子」になりやすい職業でもあります。

「このまま今の職場で働き続けていいのだろうか」
「転職したいけど何から始めればいいかわからない」
「転職を繰り返していて自分が嫌になってきた」

そんな悩みを抱えながら、毎日ギリギリの状態で働いていませんか?

大学病院での臨床経験を経て産業保健師に転身し、これまで200件以上の看護師キャリア相談に携わってきた私(Hana)が、看護師に多いキャリアの悩み20選とその具体的な解決策をまとめました。

この記事を読むことで、

  • 自分の悩みがどのパターンに当てはまるか整理できる
  • 悩みごとに取るべき行動が明確になる
  • 転職で失敗しないための考え方が身につく

一つずつ解決して、理想のキャリアに近づいていきましょう。

目次

看護師キャリアの悩みは4つに分類できる

看護師のキャリアの悩みは、大きく以下の4つに分類できます。

  1. 看護師自身の問題(悩み1〜8)
  2. 職場・労働環境の問題(悩み9〜11)
  3. 転職エージェント・転職サイトの問題(悩み12〜18)
  4. 家庭・ライフプランの問題(悩み19〜20)

転職歴がある方は、過去に辞めた理由がどのカテゴリに当てはまるかを照らし合わせながら読んでみてください。

根本原因が見えてくると、解決策も自然と見えてきます。

① 看護師自身の問題(悩み1〜8)

まずは自分自身に起因する悩みを見ていきます。「環境のせい」にする前に、自分と向き合うことが解決の近道です。

悩み1:短期離職を繰り返している

日本全国どこでも求人がある看護師は、転職のハードルが非常に低い職業です。

その環境に甘えてしまい、短期離職を繰り返した結果、「自分は社会不適合者なのかもしれない」と落ち込む方は少なくありません。

※育児・介護・夫の転勤など、やむを得ない事情による転職回数増加の方は気にする必要はありません。

解決策:自己理解を深めて「合う職場」の条件を明確にする

短期離職の根本原因は、多くの場合「自分に合わない職場を選び続けていること」にあります。

・どんな環境なら気持ちよく働けるか?
・自分の強みが発揮できる職場とはどんな場所か?
・何を大切にして働きたいか?(やりがい・収入・休日・人間関係など)

自己分析をすることで、次の転職では「なんとなく良さそう」ではなく「確信を持って選べる」ようになります。

関連記事:【看護師転職】やりたいことが見つかる自己分析方法を徹底解説!

悩み2:メンタル疾患を抱えている

適応障害・うつ病など、何らかの精神疾患を抱えながら働いている看護師は多いです。

「次の職場でやっていけるか不安」「病歴があると採用されないのでは」という悩みを持つ方も少なくありません。

解決策:入職時に職場へのフォロー体制を確認・依頼する

一人で抱え込もうとせず、面接・入職時に職場側のサポート体制を確認しておきましょう。

・メンタルダウン時の対処フローはあるか?
・相談できる上司や産業医はいるか?
・業務量の調整は可能か?

急性期・大規模病院はフォロー体制が整っていないことが多いため、職場選びの段階での確認が重要です。

悩み3:そもそも看護師が向いていないと感じている

「食いっぱぐれないから」「親に勧められたから」という理由で看護師になった方の中には、根本的に看護の仕事が好きではないと感じている方もいます。

解決策:適職探しのための自己分析を行う

「何が向いているかわからない」という状態で転職しても、同じことを繰り返します。まず以下の問いかけから始めてみましょう。

・お金や時間を気にせずにやりたいことは何か?
・やっているとき、時間を忘るくらい集中できることは?
・他の人と比べて「自分は得意だな」と感じることは?

自己分析を深めるほど、自分への自信がつき、転職の成功率が上がります。

悩み4:看護師以外に何もできないと思い込んでいる

「看護師の資格しかないから、看護師しかできない」という思い込みにとらわれている方は非常に多いです。

しかし、潜在看護師は国内だけで約70万人(出典:厚生労働省)おり、そのほとんどが医療以外の仕事に就いています。

解決策:視野を広げる情報収集をする

今はSNSを活用することで、病院以外で働く看護師・元看護師の働き方を簡単にリサーチできます。

・InstagramやX(旧Twitter)で「#看護師副業」「#脱病棟」などを検索する
・看護師以外の職に就いている人のブログやYouTubeを見る
・まずは副業として看護師以外の活動を試してみる

関連記事:副業や起業する看護師は何してるの?令和の看護師の働き方を紹介!


悩み5:他の職に転職したいが、給与が下がるのが怖い

看護師は世間的に見て給与水準が高く、ローン審査でも有利です。

だからこそ「給与が下がるなら転職は無理」と諦めてしまう方が多いです。

解決策:人生全体の満足度で判断する

収入だけを基準に考えると、「給与は高いがうつになった」「稼いでいるが家族関係が崩壊した」というケースに陥ります。

・「給料」「休日」「家族との時間」「やりがい」のバランスを書き出してみる
・比較的高給与の看護師求人(訪問看護・美容クリニックなど)を調べる
・夜勤なし+ダブルワークで体力的・収入的に最適化する方法も検討する

副業を始めることで、夜勤なしでも収入を補える選択肢が広がっています。

悩み6:看護師以外に挑戦したいが自信がない

「やってみたいことはある。でも本当にできるのか自信がない」という状態で止まってしまっている方は多いです。

解決策:小さな成功体験を積み重ねる

いきなり大きな転換をしようとするから怖くなります。まずはリスクゼロで始められることから試してみましょう。

・SNSやブログで発信を始める(無料・リスクなし)
・看護師以外の活動をしている人のコミュニティに参加する
・副業として看護師以外の仕事を小さく試す
・思い切って企業転職にチャレンジする

関連記事:【看護師から一般企業転職】看護師の知識や経験を活かして働ける職場5選

悩み7:転職ノウハウがなくて不安

看護師はいつでも採用されやすいため、ビジネスマナーや転職ノウハウを身につける機会が少ないです。

しかし人気の職場や好条件求人に採用されるには、それなりの準備が必要です。

解決策:ノウハウをインプットしてから転職活動に臨む

・YouTube・SNS・転職系ブログで転職ノウハウを学ぶ
・転職エージェントのキャリアアドバイザーにアドバイスをもらう
・履歴書・職務経歴書のブラッシュアップに時間をかける

「なんとなく求人に応募してとりあえず受かった」という転職は失敗のもとです。

準備があれば、一見倍率が高そうな職場にも十分通用します。

悩み8:業務に慣れてつまらなくなったが昇格もしたくない

「今の業務にも飽きてきた。でも主任・師長になりたいわけでもない」という中堅ナースの悩みです。

解決策:別分野の看護を経験するか、副業でスキルアップする

同じ「看護師」でも、職場が変われば業務内容はがらりと変わります。

・訪問看護・保育園看護師・産業保健師など別フィールドを経験する
・院内異動を申し出る
・副業でWebライティング・医療監修・健康系コンテンツなど新しいスキルを磨く

新しい環境に飛び込むことは不安ですが、将来の選択肢が広がるキャリア投資と考えるとワクワクしてきませんか?

② 職場・労働環境の問題(悩み9〜11)

自分ではどうしようもできない環境の問題も存在します。重要なのは「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めることです。

悩み9:業務が多忙すぎてしんどい

看護師の業務量の多さは、業界全体の課題です。

「どこへ行っても同じなのでは」と諦めている方もいますが、職場によって業務量は大きく異なります。

解決策:業務量と精神的ゆとりのバランスが取れる職場を選ぶ

急性期病院以外にも、クリニック・施設・訪問看護・企業・学校など、看護師が活躍できる場所はたくさんあります。

・大病院・急性期への固執を手放す
・病院以外の求人も積極的にリサーチする
・心身の限界を感じているなら、退職後の失業給付を活用しながら転職活動を行う方法もある
・休職を活用して療養しながら将来を考える選択肢もある

関連記事:看護師でも可能!休職手続き方法と病院が認めてくれない時の対処法

悩み10:労働環境が悪すぎる

前残業・サービス残業・慢性的な人手不足——これらは個人の努力では解決できない、組織・国レベルの問題です。

解決策:「変えられないもの」は諦め、自分が変わる選択をする

上司に訴えても・SNSで声を上げても、職場の構造的な問題はすぐに変わりません。

・看護師の待遇改善に積極的な職場を探して転職する
・医療以外の環境(企業・行政など)へのキャリアチェンジを検討する

「他人を変えることはできないが、自分を変えることはできる」

この考え方が、環境問題を突破する唯一の方法です。

悩み11:上司・先輩からのいじめ・人間関係が辛い

受け持ち患者を教えてもらえない、聴診器を隠される、ミスをロッカーに貼り出される。

これらは社会人として許されない行為であり、患者さんへのケアにも影響します。

解決策:その環境から一刻も早く離れる

「もう少し頑張れば変わるかもしれない」は危険な思考です。いじめが続く職場は、長くいるほど心身に深刻なダメージを与えます。

・上司に相談して物理的な距離(部署異動など)を確保してもらう
・退職意向を伝えられない状況なら、退職代行の利用も選択肢の一つ

看護師は退職代行の利用率が高い職業の一つです。自分を守ることを最優先に考えましょう。

関連記事:今スグ辞めたい!看護師におすすめ退職代行サービス比較まとめ


③ 転職エージェント・転職サイトの問題(悩み12〜18)

転職活動中にエージェントとのトラブルに悩む看護師は非常に多いです。「担当者の質」が転職の成否を左右することもあります。

悩み12:電話連絡がしつこい

看護系転職サイト最大の不満といえば、担当者からのしつこい電話連絡です。

看護師転職市場は競争が激しく、エージェントが利益を優先した結果として起きやすい問題です。

解決策:希望の連絡方法・頻度を最初に明確に伝える

・「電話は週1回だけ」「連絡はLINEのみ」など、最初に条件を設定する
・転職活動が終わったら速やかに退会連絡をする
・電話勧誘なしの転職サイト(ジョブメドレー看護など)を活用する

関連記事:看護師転職求人サイト【電話勧誘なし】ジョブメドレー看護の口コミ&評判


悩み13:希望していない条件の求人を紹介される

希望条件を伝えたはずなのに、まったく異なる求人を勧めてくるケースがあります。

「こだわりがない人」と思われると、エージェントはあらゆる求人を試してきます。

解決策:自分の条件を具体的・優先順位つきで提示する

・勤務時間・診療科・給与・通勤時間など細かく条件を設定する
・「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けておく
・エージェントに頼りきらず、自分でも求人票を確認・判断する

悩み14:勝手に面接を入れられる

希望していない面接が設定される、内定が決まりそうな流れになる——これは利益優先の質の悪いエージェントに多い行動です。

解決策:「まだ検討段階」という意思表示をはっきり行う

・「まだ比較検討中です」と明言し、判断を急かされても答えない
・断りが難しい場合はメールやLINEで意思表示してもOK
・改善されない場合は担当者を変更する

悩み15:面接中に内定が出て流されそうになる

「とりあえず見学のつもりだったのに、その場で内定を出された」というケースも少なくありません。

特に入職を前提とした雰囲気を作られると断りにくくなります。

解決策:面接前に「なりたい自分の像」を言語化しておく

・自分軸(どんな職場で何を大切にして働きたいか)が明確なら、流されにくくなる
・「少し考えさせてください」と即答しない習慣をつける
・転職サイト登録前に自己分析を済ませておく

悩み16:エージェントの対応が悪くてモチベーションが下がる

やる気を出して転職活動を始めたのに、エージェントの態度が悪くてモチベーションが下がる。

これは非常にもったいない状況です。

解決策:担当者を変更するか、転職サイトを変える

・担当者ではなく、会社の窓口に直接「担当変更希望」を伝える
・メールでの依頼でもOK
・ビジネスマナーがある求職者は対応が変わることもあるため、自分の態度も確認してみる

関連記事:簡単!転職エージェントへのビジネスメール・LINEの返信の仕方

悩み17:やたらと求人を勧めてくるエージェントがいる

「あれはどうですか?これはどうですか?」と次々に求人を押し付けてくるエージェントは、自社の利益を優先している可能性が高いです。

解決策:「どんな求人を探しているか」を明確に宣言する

・「○○の条件以外は紹介不要です」とはっきり伝える
・自分軸があれば「それは希望と違います」と迷わず断れるようになる

悩み18:エージェントとの相性が合わない

対応自体は問題ないのに、なんとなく話しにくい・求めているサポートが得られない——これは単純な相性の問題です。

解決策:複数の転職サイトを併用し、相性のいい担当者を選ぶ

良いエージェントの特徴

  • 自分の意思や希望を丁寧に聞いてくれる
  • 希望する条件の求人だけを紹介してくれる
  • 応募先へのアピールポイントを一緒に考えてくれる
  • 背中を押してくれるが、決断は本人に委ねてくれる

④ 家庭・ライフプランの問題(悩み19〜20)

女性看護師特有のキャリアの悩みもあります。ライフイベントとキャリアの両立は、計画的に考えることで十分対応できます。


悩み19:育児・介護で夜勤ができない

新卒時代は問題なかった働き方も、育児や親の介護が始まると一気に制約が増えます。

「正社員を続けなければ」というプレッシャーを感じる方もいますが、それは思い込みかもしれません。

解決策:正社員にこだわらず、今のライフスタイルに合った勤務形態を選ぶ

  • 日勤のみ・週3日など条件付きのパート勤務に切り替える
  • 派遣看護師として柔軟に働く
  • 在宅でできる仕事(医療監修・オンライン保健指導など)を検討する

看護師はいつでも正社員に戻れる資格です。今のフェーズに合った働き方を選ぶことは、賢明な判断です。

悩み20:夫の転勤が多くて長く働けない

転勤のたびに転職活動をして、新しい職場に慣れる。

このサイクルが体力的にも精神的にも消耗するという悩みは多くの看護師が持っています。

解決策:場所にとらわれない働き方を設計する

  • 全国展開している大手グループ病院で勤務し、異動という形で対応する
  • 在宅・オンラインでできる仕事(特定保健指導・医療系ライター・起業など)に移行する
  • 保健師資格がある方はオンラインでの特定保健指導が可能

関連記事:副業や起業する看護師は何してるの?令和の看護師の働き方を紹介!

転職で失敗しないために必ずやること5選

悩みを一通り確認したところで、転職を成功させるための共通ポイントをまとめます。

ポイント1:自己分析に時間をかける

「面倒くさい」と感じる人ほど、自己分析が転職の命綱になります。自分の価値観・強み・NG条件を明確にすることが、長く働ける職場を見つける唯一の近道です。

👉 【看護師転職】やりたいことが見つかる自己分析方法を徹底解説!

ポイント2:給与だけで判断しない

収入・やりがい・休日・家族との時間。

人生の満足度は複数の要素で構成されています。給与だけを追いかけてうつになったり家庭崩壊するのは本末転倒です。バランスを書き出して優先順位を決めましょう。

ポイント3:エージェントに頼りすぎない

転職エージェントはあくまで「求人を紹介してくれる人」であり、「あなたの人生を決める人」ではありません。

自己分析を先に済ませておけば、エージェントに流されることなく自分の意思で転職できます。

ポイント4:看護師求人の多さに甘えない

「嫌なら辞めればいい」という環境は楽ですが、2〜3年で転職を繰り返すと昇給機会を失い、長期的に損をします。

「次こそ長く働ける職場を見つける」という覚悟で転職活動に臨みましょう。

関連記事:短期離職を繰り返さない!看護師の転職を一発で成功させるロードマップ

ポイント5:稼ぎたいなら「役職」か「起業」か選ぶ

看護師として収入を大幅に上げたいなら、選択肢は実質2つです。

  • ①役職に就く:主任・師長・看護部長など管理職のラダーを上がる
  • ②起業・副業で稼ぐ:訪問看護の立ち上げ・SNS発信・医療監修など

どちらが自分に合っているかは、自己分析をすることで見えてきます。

まとめ|キャリアに悩んだら、まず「自分と向き合う」ことから

看護師のキャリアの悩みを20個紹介しました。改めて振り返ると、どの悩みの解決策にも共通しているのは「自分を知ること」です。

カテゴリ主な悩み共通の解決策
自分自身の問題短期離職・メンタル・向いてない感自己分析・自己理解の深化
職場環境の問題多忙・いじめ・労働環境環境を変える決断・転職
エージェントの問題しつこい・相性が悪い自分軸を持つ・担当変更
家庭・ライフプランの問題夜勤不可・転勤柔軟な働き方の設計

選択肢が多いからこそ迷うのが看護師キャリアの特徴。でも言い換えれば、自分次第でいくらでも理想に近づける職業でもあります。

まずは「自分はどんな働き方がしたいのか」をゆっくり考えることから始めてみてください。

まずはここから:【看護師転職】やりたいことが見つかる自己分析方法を徹底解説!


著者プロフィール:Hana
大学病院看護師・ニート期間を経て産業保健師に転身。副業をしながら看護師キャリアブログ「ナーシスト」を運営。看護師のキャリア相談件数200件以上、産業保健師への内定支援実績60名以上。

看護師の副業・起業情報はInstagramで発信しています。ぜひ参考にしてくださいね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

share
  • URLをコピーしました!
目次