看護師生活に疲れて、退職したらニートを考えている人は他の業種に比べて圧倒的に多いです。
私もその一人で、3年間病院勤務をした後にニートを10ヶ月、その後社会復帰をしました。当時は社会復帰できず、かなり悩み絶望的だったのを覚えています。
そんな私でも無事社会復帰をすることができ、今は看護師の知識や経験を活かしながら新しい道を切り開いています。
実体験を通して「社会復帰までの道のり」「ニート期間にやって良かったこと」「ニートを回避する方法」について本記事ではわかりやすく解説しています。
今、看護師を辞めたくて辞めてくて本当に悩んでいる方へ役立つ情報をまとめました。
看護師ニートから社会復帰できた理由【仕事に対する価値観の変化】
看護師を辞めてニートになり、自由になった楽しさもありますが、その後社会復帰できるか正直不安な面もありました。
私は看護師の仕事に疲れてしまい、次の転職先を探す労力もなくとりあえず休みたい一心でニートになりました。しかし、人間は不思議と何もやることがないと何かしたくなるものです。
社会復帰できた理由は以下にあります。
- ハードな仕事だけじゃなくて、楽な仕事を選んでも良いということを知った。
- 無理せず自分のペースで働ける場所を探した。
- 患者のため、病院のためじゃなくて自分のために人生を生きることに決めた。
仕事をしていない期間、ストレスフリーで自由に過ごすことも楽しかったのですが、周りはみんな働いていて自分だけ社会から取り残されたような気持ちになります。
「誰かのために、社会のために、何かできることがしたい」ちょっとずつでも良いから仕事を初めてみようと思い、社会復帰を目指すようになりました。
看護師辞めてニートから社会復帰するまでにやって良かったこと
看護師を辞めてニートになり、やって良かったことがあります。それは「海外旅行」でした。
・20代のうちにしかできない。
・家族ができたら長期で海外旅行は難しい。
・経験として行ってみたい。
海外旅行は仕事があると長期で休むことがまずできないので、一度は経験してみたい夢でした。そして結婚・育児となると難しく、今しかできないからこその決断でした。
そこで見た日本との文化の違いは衝撃的で、「楽しく働く姿」「ラフに働く姿」を見て勇気づけられたのを覚えています。
海外旅行記はこちらの記事にまとめています。今後、海外旅行をしてみたい!という人は参考にしてください。
看護師退職後、ニートからの社会復帰は単発バイトがおすすめ
まずは転職サイトに登録し、自分ができそうな範囲で求人を探しました。
そうはいっても看護師に嫌な思い出がありすぎて、なかなか挑戦しづらく、応募まで辿り着きませんでした。そこで私は看護師の単発バイトをいくつか経験し、ゆるく働くことから始めました。
単発バイトは比較的責任が軽く、医療処置が少ないので取り組みやすいです。また、疲れたときは休むなど自分でスケジュールを決めて応募できるので、少しずつ社会復帰したい私にとっては最適な選択でした。
看護師がキャリア構築をする時によくある悩みと解決策記事にまとめています。こちらも参考にしてください。
看護師退職後のニート期間を避けるには「傷病手当」
看護師退職後、ニートになる人は他の業種に比べて圧倒的に多いです。資格があればいつでもどこでも働けるありがたい環境にあることも一つの理由としてあります。
しかし、失業保険を貰うにしても生活費がかかってしまうのが現状です。うつ状態でメンタル的にもすぐに働くのが難しい人は、最短でも半年はかかります。
ニート期間を避けて、生活費を確保しながら休める方法として「社会保険」があります。その中でも「傷病手当」は給料の3分の2を貰いながら生活することができます。
看護師時代、この制度を知らず「退職」という方法しかないと思っていたので今となっては後悔しています。
病院でもこの制度を積極的に勧めるスタッフはおらず(病院にとってはマイナスとなるので誰も教えてくれません)後悔しました。
傷病手当はストレスにより働くことが難しくなった人は誰でも利用できます。
看護師退職後にニートして得たお金じゃ買えない貴重なもの
看護師退職後にニートをして学んだことは、心身ともに健康であれば社会復帰できるということ。健康な体さえあれば、何の心配もいりません。
看護師の世界だけでは狭すぎました。その後、産業保健師として転職し企業という世界をたくさん見て、いろんなことに挑戦し、3年を経て独立、個人事業主になりました。
これも医療の狭い世界に留まらず、広い世界を見たからこそ目指すことができたと実感しています。
退職当時は絶望的で人生を終えたくなったこともありますが、生きていて良かったの一言です。自分に合った世界が必ずあるから、諦めずに今はゆっくり休んで、自分らしく働ける環境を見つけましょう!