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【男性産業保健師】転職活動でエントリー数60社!そのリアルとは?

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近年、産業保健師を目指す人が増えています。しかし、男性がこの道を選ぶのは簡単ではありません。

「男性は難しい」と言われることが多い産業保健師の世界。それでも、実際に活躍している方は確かに存在します。今回は、そんな道を切り開いた男性産業保健師・ちんねんさん(Twitter:@ohn_chinnen)にインタビュー!

転職活動でエントリーした企業はなんと60社!

男性ならではの苦労や、内定を勝ち取るために工夫したこと、実際に働いてみて感じたことを赤裸々に語っていただきました。

「男性産業保健師として働きたい!」と考えている方にとって、きっと役立つリアルな体験談をお届けします。

【取材にご協力いただいた方】

ちんねんさん(Twitter:@ohn_chinnen

看護師として臨床勤務後、産業保健師へ転職。

目次

男性が産業保健師を目指した理由

産業保健師という職業を選んだ理由は、人それぞれですが、ちんねんさんには明確なきっかけがありました。

それは以下の4つです。

・予防の大切さを実感したから
・産業保健師の市場が広がると感じたから
・健康オタクだったから
・医療職以外のヘルスリテラシーの低さを感じたから

これから一つずつちんねんさんの思いを紹介します。

予防の大切さを実感したから

これまで血液内科や救命センターで働く中で、「予防できない病気」と「予防できる病気」の違いを目の当たりにしました。

特に救命センターでは、生活習慣の改善で防げたはずの病気で運ばれてくる患者さんも多く、「予防ができれば、もっと多くの人を救えるのでは?」と考えるようになりました。

産業保健師の市場が広がると感じたから

最近では、大企業が「健康経営」に力を入れ始めています。

企業の健康管理に関わることで、社員の健康を支えられるだけでなく、医療費の削減にも貢献できると考えました。

また、産業保健は今後ますます需要が高まる分野であり、将来的にも安定した仕事になるのではと感じたのも理由の一つです。

健康オタクだったから

もともと健康に関心があり、腰痛予防のために始めた筋トレをきっかけに、運動や食事、自己啓発について勉強するようになりました。

また、夜勤の影響で体調を崩してしまった経験から、「夜勤のない働き方をしたい」と考えたのも、産業保健師を目指した理由の一つです。

医療職以外のヘルスリテラシーの低さを感じたから

コロナ禍を通じて、一般の人々がメディアを通じて感染予防の知識を得る機会が増えました。

しかし、実際には医療職と一般の人の間で健康や病気に対する認識のズレがあることに気づきました。

ネットやテレビで健康情報はあふれていますが、それが必ずしも正しいとは限りません。

そこで、専門知識を持つ自分が、正しい健康情報を伝えたいと思うようになりました。

これらの理由が重なり、ちんねんさんは「産業保健師になろう」と決意したそうです。

次は、実際の転職活動について詳しく見ていきます。

男性産業保健師の転職期間について

転職期間1年
エントリー数約60社
面接約15社

働きながらの転職活動は大変そうに思えますが、ちんねんさんは「夜勤入りの日に面接を入れる」など、時間をうまくやりくりしていました。

特に産業保健師の求人は限られているため、東京にこだわらず全国の求人をチェックしていたそうです。

なんとエントリー数は60社!

勤務地を問わず幅広く応募する姿勢からも、産業保健師になりたいという強い意志が伝わってきますね!

産業保健師転職で利用した転職サイト

転職活動を成功させるために、複数の転職サイトを活用していました。

それぞれのサイトには特徴があり、使い分けることでより多くの情報を得ることができます。

以下は、ちんねんさんが実際に利用した転職サイトの特徴です。

※あくまで個人の感想であり、エージェントの対応は担当者によって異なるため、参考程度にご覧ください。

会社特徴求人数
リクルート圧倒的求人多数
dodaエージェントサービス圧倒的求人多数
アポプラスキャリア対応良好
ハローワーク男性OKな求人が多い
Indeed求人検索が使いやすい
ビズリーチ出回っていない求人多数
プライマリーアシスト対応良好
看護roo!転職ノウハウが参考になる

その他、キャリアカバー、ナース人材バンク、看護roo!を利用。
※キャリアカバーは『リクルートダイレクトスカウト』へ名称変更しています。

リクルート

  • 求人数は圧倒的に多い
  • 最初の書類添削のみで、それ以外のサポートはない

誰でも履歴書送ることができるシステムなので気軽にエントリーできます。

リクルートは大手で看護職に特化しているわけではないため、サポート体制はあまり整っていません。

60社のうち半分の30社エントリーしたそうです!求人数が多いことがわかりますね。

ちんねんさんが利用していたキャリアカーバーは『リクルートダイレクトスカウト』に名称変更し、こちらはハイクラス人材に特化したヘッドハンティングサイトです。

doda

  • リクルートと同じ求人が出ていて、システムもほとんど同じ

ちんねんさんは、リクルートをメインに利用していたそうです。

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アポプラスキャリア

  • 産業保健にも力を入れている
  • 親身に相談にのってくれて、対応はかなり良い

アポプラスキャリアは産業保健に特化した人材紹介会社ですが、未経験者の求人は少ないため産業保健の経験が1年以上ある人におすすめです。

その他、産業保健師向けの研修も実施しているので登録者は参加可能です。

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プライマリーアシスト 

  • 産業保健に特化しているため、対応はかなり良い

書類添削なども含めて、親身になって相談にのってくれます。

ですが、男性向けの求人は少ないようです。

プライマリーアシストも独自で産業保健分野の研修を実施しています。登録者は参加無料です。

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ハローワーク

  • 男性OKの企業が多い
  • 誰でもエントリーできるが、意外とエントリー者が少なく穴場
  • 窓口の対応が良い

産業保健師の内定を貰ったのは、ハローワークで応募した企業。

意外と穴場で、転職サイトを通じて応募する人がほとんどなので倍率が低く通りやすいです。

男性という理由ではじかれることが多かったが、男性OKのところも多く面接を受けることができたのも多かったとのこと。

Indeed

  • 検索機能が優れているので、随時更新されていて求人が見つけやすい。

様々な転職サイトが公開している求人も入っているので、定期的にチェックすると求人を網羅することができます。

ちんねんさんは、暇さえあれば検索をして求人をみつけていたとのこと。

私もindeedは週1で検索して求人を探していました。

ビズリーチ

  • 有名ではない転職会社が集まっていて、独占求人が多い。

未経験で産業保健師を目指す方には、倍率が低いので狙いどころです。

何十名とサポートしてきましたが、これまで利用していた人を見かけたことがなく、かなり穴場だと思います。

看護roo!

  • 転職ノウハウ、転職時のトラブルなどコラム系の記事が参考になる

保健師の求人は比較的多いのですが、病院や健診センターがほとんどです。

産業保健師は少ないですが、初めて転職をする人にはコラム系記事は勉強になるのでおすすめです。

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男性産業保健師の転職で大変だったこと

遠方の面接は日程調整が難しい

全国で求人を探していたため、遠方の企業との面接スケジュールを調整するのが大変でした。

特に夜勤との兼ね合いもあり、長距離の移動が必要な面接は時間の確保が難しかったそうです。

産業保健師を諦めかけたこともある

転職活動中、挫折しそうになり、医療機器メーカーなど医療系企業への転職も考えたことがあったそうです。

それでも産業保健師を目指し続けたのは、「予防やヘルスリテラシーの向上が最も重要だ」と考えていたからでした。

看護師として勤務していた際、患者さんが自身の病気や治療について深く考えていない場面に何度も直面し、ヘルスリテラシーの低さを実感していました。

また、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」にも興味があり、健康への意識を高める仕事がしたいという想いが強まったため、産業保健師への道を諦めませんでした。

「男性だから」と不採用になることも

応募先の企業の中には、「男性不可」としているところもありました。その主な理由は以下の通りです。

・体重測定を伴う保健指導で、女性社員が男性保健師に体重を知られたくないため
・女性社員が多い職場環境のため

こうした理由から、男性産業保健師の採用に消極的な企業は少なくなかったそうです。

男性保健師として工夫していること

実際に産業保健師として働く中で、男性だからこそ配慮が必要な場面もあります。

・個人情報や守秘義務を厳守し、対象者が安心できる環境を整える。
・乳がん啓発活動では、対象者が女性のため、慎重に配慮しながら実施
・特定保健指導の際、女性の対象者には言葉選びを工夫

「男性だから難しい」と言われることもありますが、配慮や工夫をすれば十分に対応可能であり、大きな問題が起こることはほとんどないとのことです。

ちんねんさん以外にも、男性産業保健師さんは数名いらっしゃいます!

ちんねんさんの働く現場

実際にどんな現場で働いているのかを聞いてみました。

仕事内容は?

メタボ・メタボ予備軍の方へ特定保健指導がメインの業務。

現場では災害救護訓練怪我の初期対応もしています。

その他にも、防災や安全に関係している部署のため、産業保健以外の業務もあります。

仕事中の服装は?スーツ?白衣?

工場勤務のため、作業着で仕事をしています。

職場巡視で現場に出向くこともあり、安全靴や帽子、ゴーグルなどを付けることもあります。

未経験で一人職場、悩んだ時はどうしてる?

前任者との引継ぎがなかったため、労働基準監督署や産業保健総合支援センター(さんぽセンター)、健診機関に対応方法を聞いて仕事をしています。

これから産業保健師を目指す人へ一言【産業保健は楽しい】

夜勤がないのが一番良いところです!

夜勤の時はヘロヘロに疲れ切っていて体に合っていませんでしたが、産業保健師になってからは体調も良く楽しめています。

  • 体調も良くなる
  • 肌荒れしない
  • 基本定時終わり
  • ストレス全然ない

産業保健師は楽しい!!

これまでにやりたかった予防や医療の知識を伝えたり、自分が病気になったときに家族がどうなるか病気になった時の末路を交えて伝えられることができるのが良いところです。

アドバンスケアプランを広めつつ、納得して行動変容してくれたり、食い気味に話してくれると嬉しく、やりがいを感じています。

男性産業保健師インタビューまとめ

狭き門のなかでもかなり難しいと言われている男性産業保健師の転職活動経験談をまとめました。

・ちんねんさんのエントリー数は60社(うち面接ができたのは15社程)
・男性は難しいけど、産業保健師になれる!
・複数の転職サイトに登録(下記参照)
・産業保健師は楽しい!
・夜勤もなく自分自身も健康になる!

最後に、今回協力していただいたちんねんさん(Twitter:chinnen_adzam)、本当に貴重なお話をしていただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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