看護師辞めたいけど、辞めるのも一苦労…素直な退職理由だと認めてもらえないことが多く、看護師の闇でもあります。
勇気を出して退職意向を伝えても、今は大変な状況だから…と引き留めに合い、結局辞められずにズルズルと働き続けている人も多いのではないでしょうか。
これは看護師の現場でよく見られる光景で、とっても優しい人が陥ってしまう状況です。
しかしブラックな病院から上手に退職している人は、円満のためにも嘘をついて退職しています。
引き留めに合わず、確実に退職できる退職理由を6つ紹介します。トラブルを起こさずスムーズに退職したい人は、参考にしてください。
看護師の退職でよく使われる「嘘」５選
師長（上司）の引き留めに合わず、スムーズに退職できる理由としては、以下の３つがあります。
・物理的距離があること
・看護師ならではの身体的、精神的理由をうまく利用する
・自分以外の原因を使うこと
この３点について、具体的な内容と現場で使える具体例を紹介します。
一番確実に退職できるのは物理的距離があること
引っ越しが伴う退職は引き留めることができないため、退職理由としてよく使われることが多いです。
女性はライフイベントによって働き方が変わり、また看護師もその働き方に合わせて転職しやすい職業なため嘘としても使いやすい退職理由です。
「結婚で引越しが必要になりました」
20〜30代でよく使われる退職理由ですが、結婚だけでは引き留められやすいので、引越しが必要であることまでがセットです。
・通勤に1時間以上かかると生活にも支障が出るため。
・今後、育児などのことも考えて、自宅近くの職場へ変更したい。
このように看護師はどこでも働ける強みがあるからこそ使いやすい嘘です。
女性はライフイベントが多く仕事へも大きな影響が及びます。それをカバーするために看護師資格を取得する人も多いので、ここは強みを最大に活かしましょう。
「実家に帰りたいです」
地方から都心部へ上京してきた人によく使える退職理由です。
3〜5年目は大学病院や総合病院で最先端の医療を学び、その後地元へUターンする人は非常に多く、意外と退職理由として認められやすいです。
・元々地元に帰る予定だった
・住んでみて環境や文化が合わないとわかった
・今学んでいることを、今後は地元に貢献したい
このようにネガティブ要素ではなく、ポジティブな退職として伝えましょう。
看護師ならではの心理的・身体的理由をうまく使う
これに関してはほぼ嘘じゃありません。50%のところを100%まで盛るくらいのイメージです。
実際、盛っているわけではなく、本当に限界が来ていて自分では「まだやれるのに…情けない」と思っている人も多いです。
患者の命も大切ですが、自分の身体の方が大切です。看護師の代わりはいますが、自分の代わりはいません。
自分がダメになってしまう前に、思い切って退職を伝えましょう。
「夜勤が体質的に合わないです」
夜勤は心身ともに疲弊してしまう原因の一つになります。体質的に夜勤が合わない人も多く、体力的に厳しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
実際に40代、50代でも元気に夜勤を続けられる人もいれば、20代前半の頃から生活リズムが安定しない人もいて、個人差が大きいのが現状です。
「精神的に辛いです」
精神的に限界が来ていることを素直に伝えましょう。
看護師は心身ともに疲弊することが当たり前で「みんな同じように頑張っているんだから」と認めてもらえないこともあります。
そのような場合は、メンタルクリニック（心療内科）を受診し、休職の措置を取ることをおすすめします。
・仕事から離れてゆっくり休める
・転職にかかる負担がない
・給料の3分の1を貰いながら生活できる
・自分のペースで無理なく働ける
休職は、「職場は悪くないけど少し休みたい」「一度体調を万全に整えてから仕事したい」など、職場の労働条件や人間関係に問題がない場合におすすめです。
休職を希望する場合はこちらの記事を参考にしてください。
自分以外の理由は100%引き留められない！
時期関係なく退職理由として使えるのが、自分以外の家族の影響です。
職場へ家庭のことを詳細に話す人は少ないため、嘘をついてもバレにくいですし、突然起こる大きなイベントでもあるためすぐに使えます。
「夫の転勤が決まりました」
これはもう引き留めるができません。
夫の職業や職場など詳細を話しすぎないことが大事です。
看護師はいつでも全国どこでも働ける職業です。この強みを活かすことができる退職理由なので、ネガティブに捉えられることもなく、円満に確実に退職できる方法です。
「親の介護が必要になりました」
フルタイム勤務が難しくなった場合を見越した嘘です。介護は突然やってくるもので、家庭の事情は職場へも詳細を話す人は少ないためどんな場面でも使えます。
そのため上司も踏み込んでくることがなく一番使える嘘です。看護師は医療の知識もあるので、バレずに細かい設定ができるため成功しやすいです。
看護師でよくある退職理由の「嘘」がバレない方法
退職が決定するまでは、なるべく同僚や病院関係者には伝えないようにしましょう。
本来であれば、スタッフが退職意向を伝えた段階で引き留める状況自体がおかしい話ですが、医療は24時間体制であり、患者の命が第一な職場です。
営利目的ではなく、安全のためにスタッフの確保が必要であり、そのために上司が退職者の引き留めをします。
嘘がバレてしまうと引き留められる可能性は大きいので、十分注意しましょう。
・可能であれば、上司と１対１の面談で話す
・退職後の生活について詳細を話さない
・退職前は転職活動を頑張っていることを伝える
看護師の退職で引き止めにあった時の最終手段
看護師は確実に辞められるように退職理由で嘘をつく人は多いです。
しかし中には「罪悪感が大きくて嘘はつけない」「退職理由を伝えても面談で先延ばしにされてなかなか辞められない」という人は、最終手段として退職代行を利用しましょう。
退職代行と聞くと良くないイメージはありますが、退職意向を伝えているのに辞められないケースこそ退職代行に頼るべきです！
退職代行を利用して実際に辞めた看護師もいます。退職代行の選び方は「看護師の退職実績があるところ」がおすすめです。
退職代行の失敗談はこちらにまとめています。退職代行を検討したいと考えている人は、参考にしてください。
