未経験だけど産業保健師になりたい…!
いざ転職活動をしてみると、経験者優遇ばかりで厳しいと挫折しかけていませんか?
私はブログやSNS活動を通して、約5年間、産業保健師の転職サポートをしてきました。狭き門と言われる世界で、なんと60名以上の方から内定報告がありました!!
新卒や臨床経験1年のみの転職成功事例もあります。
これまでサポートしてきた産業保健職の現状を通して、「未経験でも産業保健師の狭き門を突破する方法」をお伝えします。ぜひ今後の転職活動に活かしてください。

未経験で産業保健師に採用されるのは難しい理由
まずは、産業保健師の現状を把握しましょう。未経験で産業保健師になるのは、看護師の転職活動に比べると圧倒的に難しいです。その理由は以下の3つあります。
・未経験歓迎の求人が少ない
・パートや派遣求人が多く正社員は難しい
・募集1~2名が多く、倍率が高い
産業保健師の求人で「未経験可」は1割しかない!
産業保健師は保健師全体のうち6%しかおらず、全国で3500人と希少な職業です。(令和2年調査)
数少ない求人の中でも未経験可の求人は1割とかなり狭き門です。
産業保健師「正社員」の割合は約2割

メディカルコンシェルジュの2023年10月現在の求人を調査した結果、産業保健師求人は全部で77件。
そのうち正社員求人は18%で14件、派遣(紹介予定派遣含む)・パート求人は82%で63件でした。

未経験求人が1割と考えると、正社員はごくわずか!
産業保健師求人の倍率は100倍になることもある!
求人が少ないのに対し、大人気な職業で大勢の人が志望するため、倍率はおよそ10~100倍と非常に高いです。
採用されるポイントはスキルや資格を身につけることですが、現役産業保健師のほとんどが保健師・衛生管理者以外の資格を持っていません。

書類や面接対策をきちんとしていれば大丈夫!内定が貰える詳しい方法を紹介します!
これから転職活動を始める人は、内定率がアップする転職ノウハウをお伝えします。
未経験から産業保健師になるための書類・面接対策
未経験から保健師転職をするためには、書類や面接対策を丁寧に行いましょう。その理由は、書類選考で普通に落とされるからです。
自分の強み・弱みを理解するための自己分析
自分がどんな人間であるかを自分自身が理解し、それをきちんと伝える力が必要です。
まず自分のことを知らないと伝えることができないので、なるべく時間をかけましょう。
・好きなこと、得意なこと
・今持っているスキル
・苦手なこと
・失敗した時はどう対処するか
・自分が目指す将来像 など
自分の強みをどのように活かすことができるのか、この点に注目して上手にアピールできると内定率がアップします。

簡単にできる自己分析の質問50問を以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてください。

志望動機に絶対必要!企業調査
他者との差別化を意識しましょう。自分にしか言えないことをエピソードに盛り込むことが大事です。
企業がどんな人間を求めているか把握しましょう。求める人材に自分が当てはまっていることをアピールすると企業側も採用したくなります。
企業の産業保健活動は、ホームページを見ても詳細に記載されていることが少なく、よくわからないという悩む人は非常に多いです。
このような方に向けて、企業研究の方法を解説しています。以下の記事を参考にしてください。

自己分析、企業分析ができたら、企業に沿った志望動機と自己PRを書きましょう。ここが書類審査を通過するために一番重要な部分です。
企業がどんな人材を求めているのか?が分かれば、それに合わせて自分がどんな貢献ができるかを的確にアピールすることができます。
詳しい志望動機の書き方や相手に伝わりやすい伝え方は、以下の記事で詳しく解説しています。

未経験から産業保健師になるための有利な資格【5選】
まず書類選考を通過しなければ、面接で十分な自己アピールができません。書類選考がなかなか通過しない人は取得しておくことをおすすめします。
①第一種衛生管理者
②産業カウンセラー
③MOS
④メンタルヘルス検定
⑤TOEIC
時間や費用がかかることがあります。簡単なものから取得していきましょう。
未経験から産業保健師になるために必要な経験とスキル
保健師を採用するときに企業側が採用したいと思えるポイントは主に以下の6つです。産業保健を行うときに必要なスキルです。
実際にどのような場面で必要となるのかを解説しています。
①保健指導経験
②臨床経験(看護師3年以上)
③コミュニケーション能力・協調性
④データ分析能力
⑤情報収集能力
⑥マネジメント力・提案力
①保健指導経験
産業保健の求人の条件に「保健指導経験」と記載されていることがあります。
産業保健は教育体制が整っておらず、欠員募集であれば即戦力となる人材を求められます。保健指導の教育から、というより入社後すぐに保健指導ができる人が採用されやすいです。
保健指導経験とは以下のようなことを指します。
・行政保健師の保健指導(特定保健指導や母子保健など)
・健診センターでの特定保健指導
産業保健以外でも、行政や健診機関で経験していれば応募可能です。
②臨床経験(看護師3年以上)
産業保健師求人の中には「臨床経験3年以上」という条件が付いていることがあります。
臨床経験を求める理由は、労働災害による一次処置や急変時の対応のため。
もしくは、人気が高い求人は倍率が高いので、応募者を最初から限定するためです。

臨床経験は3年、5年と長くなればなるほど有利になります。
臨床経験が強みになる理由を以下の記事にまとめています。「看護師が合わず、臨床経験を積むのが辛い」という人へ向けた改善策も紹介していますので、参考にしてください。

③コミュニケーション能力・協調性
産業保健師は一人職場の場合が多いですが、実際は人事や産業医などチームで業務を行います。
保健師がひとり歩きしていると上手く物事が進みません。保健活動を行うには、会社の協力が必要不可欠であり、会社の理解がないと非常に難しいです。
コミュニケーションを上手く取りながら、会社へ提案する力も必要となります。
④データ分析能力
健診結果やストレスチェック結果をまとめ、保健事業を展開していきます。そのためにはPCを使ったデータ分析能力が必要です。
病院では電子カルテである程度まとめられたデータを見ることができますが、企業は紙カルテであったり、古い健康管理システムを使用していることが多く、分析は自分自身で行う必要があります。
Excelにデータを入力し、分析していき、会社の健康課題を見つけていくために必要な能力です。
⑤情報収集能力
コロナ禍では最新情報を常に入手し、会社へ情報提供をすることが重要な役割でした。
近年では、健康経営の広まりもあり、ヘルスケア業界も進化してきています。最新の情報をどれだけ駆使できるかが重要です。
産業医や産業保健師の繋がり、コミュニティへ所属するなど産業保健関連の繋がりがあると、新しい知識も共有ができるのでおすすめです!
⑥マネジメント力・提案力
看護師と大きく違うところで、産業保健師ならではのスキルです。看護師のリーダー経験が活きる部分となります。
産業保健師は業務上の問題を改善する方法を管理職に提案します。
保健師の意見だけでなく、会社の立場を理解することが重要です。
【未経験OK・産業保健師求人】の探し方のポイント
未経験でも産業保健師になるためのコツがあります。高い倍率を勝ち抜くために、転職ノウハウは押さえておきましょう。
・大企業や保健師複数体制の求人を探す
・正社員など職種にこだわりすぎない
・大学教授など人脈を使って求人を集める
・転職サイトを利用する(看護師向け・企業向けどちらも利用)
大企業や保健師複数体制の求人を探す
大企業(特に製造業)は保健師の数が10名以上と多く在籍しているところが多く、教育体制が整っている方ではあります。
その中でもごく稀ですが、病院のようにラダー制を採用しているところもあり、新卒者が受けるようなビジネスマナー研修から産業保健のスキルアップが確実にできます。
未経験であっても保健師複数名体制であれば、教育体制が少しは確立されているので安心です。

初めから一人職場、引継ぎなし、マニュアルなしだと大変なので、入職前によく検討しましょう。
正社員など職種にこだわりすぎない
まずは経験者になることが重要!!
理由は、経験者も「今より良い求人がないか」常に求人検索をしていて、条件の良い人気求人は経験者が採用されることの方が多いからです。
産業保健経験が1年以上あれば、正社員求人へ応募枠が広がります。
紹介予定派遣から正社員登用の企業もありますが、注意しておきたい部分は、いつまでたっても正社員になれないケースがあります。

このケースにぶち当たり、転職するケースも多いです。時期を見極めて派遣会社へ相談してください。
大学教授など人脈を使って求人を集める
産業保健関連で働く人と接点を持つこと。最近ではSNSで産業医が募集しているケースも見受けられます。
以下のような場で人脈を持っておくと、困った時に助けてくれる場合もあります。人脈を作っておくことも大切ですね。
・大学の教授
・企業で働く保健師
・産業医をしている医師(クリニックに多い)
・セミナーでの繋がり
・SNSでの繋がり

紹介で入社する場合は、ビジネスマナーをきちんとしましょう。
転職サイトを利用する(看護師向け・企業向けどちらも利用)
ハローワークに求人が出ていたり、個人で応募できることもあります。しかし、狭き門である保健師求人はまず探すのが大変です。そこで大事なのが転職サイト。
転職サイトは登録必須です!
その理由は、好条件で人気の高い求人は非公開であることが多いからです。ネット上に掲載されるまでに内定が決まることが多く、表に出てきません。

特に保健師求人は狭き門でどれだけ求人を見つけられるかもポイントになってきます。
始めて転職する人は書類送付や面接の日程調整、内定後の手続きなど混乱することが多いため、エージェントが代行して全て行ってくれるのもストレスが減り、楽になります。
また、不採用になった時に理由を述べてくれますが、自己応募だと詳しい不採用理由が聞けないことが多いです。
今後の対策ができず、転職活動に行き詰まってしまうためエージェントの協力が得られるのは大きなポイントです。
私が実際に利用して良かった産業保健師におすすめの転職サイトを次で紹介します。
未経験から産業保健師を目指す人向け【おすすめ転職サイト】
未経験から産業保健師になるためには、エージェントのフォローが手厚い転職サイトをおすすめします。
エージェントの質はそれぞれ異なり、全てフォローしてくれる時もあれば、「この経歴で産業保健師は無理です」と求めていない求人を勧められることもよくあります。
これから紹介する転職サイトはフォローが手厚く、実際に経験して対応が良かったものを紹介しますが、もし自分に合わないなと感じたら、担当の変更や転職サイトの変更をしてください。
レバウェル看護【非公開求人が多く、エージェントの質も高い】
・求人数が圧倒的に多い
・好条件の非公開求人あり
・エージェントのフォローが手厚い

初めて転職をする人におすすめ!
MC-ナースネット【大手求人が多数!求人配信あり】
・大手企業の求人が多い
・新着求人は定期的にメール配信あり
・担当エージェントがつかないのでマイペースに転職活動できる

働きながらの転職や家事・育児中の忙しい方におすすめ!
doda【一般企業向けは必須】
一般企業向けでフォローが手厚いdodaがおすすめです。
・看護系転職サイトで取り扱っていない未経験可の応募が多数
・求人の穴場だから倍率が低い
・一般企業向けの転職サイトの中で一番エージェントのフォローが手厚い

未経験可の求人がなかなか見つからない方におすすめ!

